どんぶり屋の前にて | ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

思いっきりやりたいことを、真剣勝負でやります。そんなヒャクゴウの日々の記録とたわごと

あれは確か、1年半前の秋のこと。
当時私は小田急線沿線の街にある日本語学校(A)と、
山手線の電車から思いっきり見える日本語学校(B)を掛け持ちしていた。

火曜日は朝9時半から11時までA校で文法の授業をして、
(これがまた、反応のないクラスで困った)
大急ぎでB校に向かい、お昼を食べたり準備をして、
初級(みんなの日本語Ⅰ)4コマ授業をこなす、という
非常にハードな一日だったのです。

やっているうちに慣れたけれど、
最初は結構つらくて、
丸一日授業をしているものだから
帰り(だいたい6時ころ)にはおなかがペコペコ。

で、スタミナをつけたいときに行くSどんぶり、というお店で夕飯をすませることにしたヒャクゴウ。
お店の前のメニューをうつろなまなざしで見つめながら
「何、食うべか・・・ドクロ」(日本語教師らしからぬ言動で失礼!)
と考えていたら、どこからともなく

「センセ~イ」

と、若い女性の声が・・・


台湾の学生だった叫び

「センセイ、今から夕食ですか?」

と学生は屈託がない

「はい、そうです。○○さんは、今からうちへ帰るんですか?」

と、日本語教師フェースで朗らかにお返事したものの、
内心は恥ずかしくて火が出そうだったメラメラ

翌日、ヒャクゴウ先生がどんぶり屋の前に立っていた、という話が
あっという間にクラス中に広がったことは、言うまでもない