青空でよく晴れた原村!もちろん朝は氷点下でしたけど!この寒さ、こんなもんじゃあ〜ないですよ、来週は氷点下ふた桁が続くらしい、雪も来るらしい〜って週間予報!
この寒さが必要なのが、諏訪湖の御神渡りと寒天作り!−5度以上の日が続くと、諏訪湖も全面凍結期待大で、寒天も良質になるそうです。

と言う事で〜天出しを、茅野市宮川の「五味喜一商店」さんへ見に行ってきました。日本で唯一と得るほどの、ここ諏訪地域だけの独特の風景をご一緒に見学しましょう〜♪

その前に説明をしておきますと〜
冬の平均気温がー5度からー15で、雪が少なく乾燥していて、一日の寒暖差と不純物の少ない水が豊富であると言う、日本全国を見ても天然寒天製造できる、気候条件を兼ね揃えている貴重な場所が、ここ諏訪の茅野市なのです。





工場に近づくと、青い空に立ち上る湯気と、磯の香りで、ここだここだ!って分かります。大きな釜で天草を煮詰めているわけですね!一度に450本分かける20回煮るそうで、計算すると〜えええ〜9000本!今日一日に作り上げる生寒天の数、
冬の間に作られる天然棒寒天の総数は約100万本分になるとか!







海藻を洗う場所では、日本中から届いた天草を洗いローラーで潰す作業中!




では、天出しの作業を見せて頂きましょう。生寒天の天出し作業は早朝との事、こちらが並べられた生寒天

 

寒天が凍るのに必要な気温は、最低でも−3度!夜間の冷え込みで凍結、朝になって溶け出し、を繰り返し水分が、抜けていくのでね!



第一段階、ここで1週間




乾燥してきているここから〜またさらに1週間



冬使わない水田を利用しているので、秋にはここは黄金の稲があるわけですね!その時も見に来てみよう(^.^)




2週間かけて水分が抜けてきた寒天を、次の作業です。



作業している方々、意外とお若い方なのでびっくり🫢



蚕箔(さんぱく) カイコを育てる時に使う道具

諏訪地域、もちろん原村も養蚕業が盛んに行われていたので、こういった道具が残っていて、これが最終段階の乾燥させるために、ちょうど良いそうです。



貴重な道具で、この「さんぱく」を使っているのも、ここ「五味喜一商店」さんくらいだとか!



見学させて頂いた代わりに、少しお手伝いでも?いやいや邪魔をしてはいけません!一日の作業は、まだまだ続くわけですから、そろそろお礼を言って帰りましょう。




その前に、最終段階
「さんぱく」に乗せられた寒天をハウスへ
もう、白くて立派な寒天ですね!










朝早くから、一日の作業の多さにびっくりです。これを冬の間70日くらい続くそうですから、そうそう手を止めさせてはいけないでしょう。「ありがとうございました」と、お礼をし帰ります。

干す前の生寒天のお味の話は、また次回です。これが美味しいんだなあ〜♪♪
ってそんな事よりも、天然寒天の話をもうひとつしますが、今スーパーなどで、手軽に買える寒天は、機械生産した工業寒天というもので、ここで作っているのは天然寒天!工業寒天の製造過程で破棄されてしまう、コレステロール低下作用があると言われているアガロペクチン成分が、天然寒天には含まれていてるのです。一番いい食べ方は、夕食前で、ダイエット効果しつつコレステロールも減らす事ができて、肝臓にもいいそうで〜もうこうなったら食べるっきゃないでしょう(^.^)


長くなりましたが、続きはまた後ほどと言う事で、今日はこれで失礼致します。ご一緒に見学できて良かったです。ありがとうございましたm(_ _)m

それでは、最後に、上手く伝わった事を信じ〜って少々不安はあります私に、応援のひと押しを、どうぞよろしくお願い致します。
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