Arsenal of Democracy 1936年 ソ連プレイその3(成功例/独ソ戦完勝) | KMのゲームブログ

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AODのVer.1.07、1936年開始のソ連プレイ。

今回は過去2回分の記事+お蔵入りしたプレイの経験をもとに、独ソ戦に完全勝利するパターンのプレイレポート。

アメブロの画像ビューアでは画像拡大機能がなくて文字がよく見えなかったので、今回は原寸サイズ(1920×1080)の画像を貼っておきます。

一応、画像を開いたときに拡大された状態で表示されるようにしておいたので、多少はマシになっているはず。

過去のAOD記事の画像サイズも原寸大に変更しておきます。

 

 

ソ連で序盤にやることは前回と概ね同じ。

違いは歩兵から山岳兵主体の研究・生産体制にしたことと、T-34初期型の研究が完成するまでのつなぎとして軽戦車師団を配備しておいたことぐらい。
・旧式軍隊の解体とマンパワー(MP≒人的資源)の確保
・序盤は陸軍と産業主体の技術研究

・生産に時間がかかる海軍技術も徐々に研究しておく
・モスクワとバクーにインフラ建設と工場生産(最優先)
・それ以外の資源が多く取れる土地を中心に1939年夏ごろの完成を目途にインフラと工場建設

○インフラ整備について
生産時に緊急生産を指示できるので、モスクワとバクーの工場とインフラ建設については最大速度での生産を指示しておきます(生産画面の右側にある横向きの△で調整、緑→黄→赤の三段階)。
緊急生産をすると必要ICが増えますが、山岳兵や戦車の研究が終わるまでの1~2年ほどは他にICを使うこともないので特に問題ありません。
国民の不満度が高いうちは消費財の生産に労働力を割かれるので、不満度が減り次第、他地域の工場建設やインフラも緊急生産しておくと良いでしょう。
資源が多く取れる土地に関しては最大までインフラ建設の指示を出しておいて良いと思います。
工場は多く建てすぎても資源が枯渇する恐れがあるので、建てる場所や個数をある程度絞っておいた方が良さげ。
緊急生産を併用する場合、5~6箇所に3~5個ずつぐらいにしておけば軍隊生産の邪魔にならないでしょうか。


○軍備について
独ソ戦での大勝を目指す場合、最重要戦力は山岳兵と戦車です。
開始直後から研究を始めていれば、大粛清イベントが発生する1938年3月ごろには39年式の山岳兵の研究が終わります。

今回の主力に据える山岳兵と、短期間で数を揃えやすい軽戦車を中心に生産。
中戦車はT-34初期型、またはT-34-85の研究が終わるまでは作らなくても良いです。
序盤は数を揃えた方が何かと効果が高いので、旅団は無理してつけなくても良いと思います。

旅団は後からでも個別生産したものを付属できますし、独ソ戦の開始までに間に合えば十分です。


○外交について
共産国であるソ連は他陣営の国との友好度が殆ど上がらないので基本的には不要。宣戦布告するときぐらい。
ソ連の場合は政策スライダーはタカ派と介入主義に寄せておけば以降は放置でもよさそう。





1938年3月の大粛清はさくっと実行。今回はジューコフをはじめとした主要な将軍も避難(同盟国に遠征軍として派遣)させていません。
1939年8月~9月ごろにモロトフ・リッベントロップ協定(MR協定≒独ソ不可侵条約)、続けてドイツ軍のポーランド侵攻イベントが発生するので、ソ連もMR協定の発動直後に中核州扱いになったバルト三国に侵攻(自国の領土と見なされるので、攻め込んでも他国から敵視されない)。
戦力は開始時から保有している40年式の自動車化歩兵と、39年式山岳兵や歩兵を併せた50個師団ぐらい。
10月15日にバルト三国を併合。
前回のプレイ記事よりも2週間ほどMR協定の発動が遅かったので、三国併合も前回より10日ほどずれ込みました。

 

 

参考までに1938年2月~3月ごろから稼働させている生産ライン。

山岳兵6ラインと軽戦車3ラインが最優先の項目。残りの生産ラインは歩兵の生産3ライン分とインフラ建設など。

これに1939年式あたりの水準の空母や駆逐艦、重巡、輸送艦(各3ラインずつ)が研究の完成と同時にリストの上位に加わっていく感じ。
駆逐艦は重巡や空母に比べて消耗が激しいので6ライン生産した方が良かったです。




1939年11月18日にフィンランドとの冬戦争が勃発。
軽戦車師団でフィンランドの東側の平野を突っ切って首都ヘルシンキを一気に制圧する作戦。
12月11日には首都ヘルシンキを制圧して講和の提案イベントが発生しましたが、今回は拒否。



今回の冬戦争に投入した戦力は軽戦車12個師団と山岳兵の52個師団(多少数にばらつきがあるかも)。
1940年2月3日にフィンランドを併合しました。



史実を無視してフィンランドを併合した影響か、1943年になってもドイツが攻めてこない状態。
後方に戦車師団を隠して前線の戦力を誤魔化してみているところ(AI相手に戦力の秘匿が有効かは知りませんけど)。



暇なので1943年11月6日、氷点下になっていることを確認してスウェーデンに宣戦布告。
大量の山岳兵で襲いかかります。




今回はあらかじめ重巡と駆逐艦、空母、輸送艦を研究&生産しておいたので、手薄になっているスウェーデンの南方エリアから山岳兵を強襲上陸。

以降は制圧した地域に戦力を海路から輸送し続けて南北から挟み込む形に持ち込みました。

ただし、空母の竣工は間に合っていなかったはず(記憶が曖昧)。




開戦から5か月ほど経った1944年4月14日、スウェーデンを併合。
大部分が広大な山岳地帯で川も多いということで、同地形が得意な山岳兵での侵攻でしたが結構時間がかかりました。

 



1944年10月、準現代型戦車(T-44)の研究が完了。



生産ライン。
戦車3ラインと山岳兵6ライン、歩兵3ライン(終了後に自動車化歩兵3ライン)、空母3ライン、重巡3ライン、駆逐艦3ラインといった感じの生産配分。

上の方でも書きましたが駆逐艦は6ラインで生産した方が良かった気がします。
気持ち程度に迎撃機と戦術爆撃機も生産。



海戦ドクトリンは開始直後に大艦隊主義を捨てて基地空爆ドクトリンに宗旨替えしてあります。
巨大戦艦よりも空母重視のスタイル。
このあたりは好みで選んで良いと思います。




今回のプレイでもイギリス本国がドイツに占領されていました。

AIが担当する英国・米国はどうやら海軍の生産の比重を置きすぎていて陸軍の生産が足りていないような気がします。



連合国の不甲斐ない戦いぶりを見かねて、1945年1月16日、ソ連側からドイツに対して宣戦布告。
後方に秘匿していた機甲師団で平野部の突破を狙いつつ、敵を撹乱するのが狙い。
敵の戦力配置に偏りがでてきたところで、手薄なエリアを突破するのが本命。




旧ノルウェー領を占領しているドイツとの戦いの様子。
冬季ということもあって山岳兵の敵ではありません。
複数方向から数に物を言わせて攻めたてて敵を徐々に包囲して殲滅していきます。




開戦から10日ほど経過した時点のドイツ本国軍との戦いの様子。
連戦連勝とまではいきませんが、防衛ラインの隙をついて戦車師団と山岳兵が徐々に敵陣の突破に成功しています。



1945年2月4日の状況。
山岳兵で旧ポーランド領の北岸(グディニャやスチェン)あたりから強襲上陸。
ドイツ軍数十個師団の包囲に成功し、殲滅できることがほぼ確定的に。



旧スロヴァキア領を併合。


旧ポーランド領付近での戦いは思いのほか順調。北欧はソ連軍が完全に制圧しました。
一度突破して最前線の敵を包囲殲滅しまえば後方には数個師団が散発的に陣取っているぐらいなので、インフラが整っているエリアは平押しで勝てるようになります。
意外と手間取っているのがルーマニア領にいるドイツ&ルーマニア連合軍の戦線。



出来る限りマップをソ連カラーの赤色で染めてみようということで、ハンガリーの衛星国設立イベントは拒絶。



1945年3月29日時点の戦線。
手こずっていたルーマニア戦線も北東西の三方向から攻め込む形を作ってソ連の勝利が決定的になりました。旧オーストリアとハンガリーも制圧。
ドイツ本国の領土もほぼ制圧下に治め、南側ではイタリアと国境を接することになりました。



欧州の地域・国名が頻出しているので、確認用に申し訳程度のグーグルマップ画像。




1945年4月20日、ルーマニアを併合した直後にブルガリアの寝返りイベントが発生。
うっかり承諾してしまったので共産国陣営が増えましたが、代わりにマップをソ連の赤色で染めるという部分に障害ができました。



1945年5月2日の戦線。
イタリア北部に侵攻。イタリア軍の弱卒ぶりに戸惑いつつも、フランス南部を支配しているヴィシーフランス(枢軸国の傀儡政権)を攻めたてます。

南側からドイツを圧迫する狙い。




1945年6月24日の様子。
南側から回り込んだ部隊で、膠着していたスイス北側エリアのドイツ軍を挟撃することに成功。
機甲師団をフル稼働させて包囲体制を築きつつ、一気に勝負を決めに行きます。

 





1945年7月18日、開戦から半年ほどでドイツ軍が降伏。そのままソ連に併合しました。

最低限の目標にしていた独ソ戦の勝利を達成。
敵の強固な防衛ラインを突破してからはあっという間だったのが少し意外でした。

戦車と山岳兵でラッシュする前提であれば、もっと早く(1942年以前)宣戦布告していても良かったのかも。

その場合は艦船の生産が終わってるか怪しいので強襲上陸作戦が使えるか怪しいですけど。





試しに領土内の国を全て独立させてみたところ。
ここでゲームを終了すると共産国の勝利点は514ポイントという結果。




ドイツに宣戦布告する直前のデータに戻って、改めて独ソ戦をやり直し。

イタリア方面が思いのほか突破しやすいことが分かったので、今回は南方エリアの突破に重きを置いた方針。
1945年7月13日にドイツ降伏イベント。

今回は連合国側との戦いに備えて予めイギリス本土にも強襲上陸して足場を確保しておきました。



タイトル画面のオプション設定で予め研究チームを戦勝国の総取りという設定に変えているので、ドイツや東欧、北欧諸国の研究機関をすべてソ連が独占しています。
研究スキルレベルの7~9を大量に保有していたドイツの研究機関の凄まじさを体感しているところ。
研究機関総取りの問題があるとすれば弱小国の研究機関まで加入してしまうので、数が膨大になってしまって適切な研究チームを割り当てるのに時間がかかることでしょうか。



改めて世界地図を赤色に塗り替える試みを再開。
手始めにスイスを併合。
衛星国を設立しないプレイの場合は占領地域でのパルチザン(反乱軍)の活動が活発になるので、各地に歩兵隊や守備隊などを配備しておく必要がある点には注意。
補給面でも遠征軍は苦労することになるので、世界征服はあまり効率の良いプレイングとは言えない気がします。




ダイジェスト的なアレ。
ポルトガル本国を制圧してアフリカ攻め。
中東攻めの前にユーゴスラビアも併合しておきます。



アフリカの低インフラ地獄に苦しみつつ、同時に中東攻め。
アフリカに陣取っているフランス領に駐留しているアメリカ空軍の地上攻撃が物凄く厄介。
アフリカは一つ一つのエリアが広くて移動に時間がかかるので、移動中に空襲を受けると結構な被害が出てしまいます。




イギリスによる唐突な満州国併合。
日本とソ連はまだ敵対していないため、敵を増やさずに英国領に変わった満州地域に攻め込む口実ができました。
急いで極東方面軍を編成・配置して満州を掠め取ります。

 



南アジアの戦線の状況。



部隊編成が煩雑になってきたのと、自分の腕前ではまだアメリカに勝てそうにないのでここで一旦プレイ終了。共産国陣営の勝利ポイントは725点。

また後日リベンジできるように、今回のデータも一応残しておきます。

 

結局アフリカ戦線は、アメリカ軍が滞在するリベリアと、フランス領(現在のカメルーン)の攻めが上手くいかずに残ってしまいました。
インフラ地獄からくる補給率の悪さに苦しんで戦車師団や山岳兵が殆ど機能しなかったのが誤算でした。

AODの補給や指揮統制などの仕様については改めて研究し直す必要がありそうです。

傀儡国家を作らないプレイの場合、陸路だけではなくて空軍海軍や空挺団、海兵隊を駆使する総力戦という感じで戦うことになるのでしょうか。

研究や生産の優先順位の部分でも改善する余地がありそうな感じです。

 

最終的には陸海空あわせて数百を超える師団を抱えることになるので、全部手動で管理しなければならないAODで世界征服プレイをするのは技術以上に根気の方が重要だという感想。

 

 

といったところで、今回はここまで。

次はドイツかアメリカでプレイしてみるつもり。