目は口ほどに物を言う」は、よく耳にする諺ですが、
その正しい意味をご存じでしょうか?
情を込めた目付きは、口で話す以上に強く相手の心を捉える」という意味です。
確かに異性から真剣なまなざしで見つめられると、ドギマギしてしまいますね。
目を見ればその人の本心がわかるという「目は心の窓」の諺もあるように、
目は感覚器官であるだけでなく、表現器官としての役割も果たしています。
  (「表現器官」という言葉は、あくまで私の造語ですが)

さて、その目、英語で言う「EYE」をタイトルの一部にした展覧会が、
明日から銀座六丁目のREIJINSHA GALLERYで始まります。
それが、「REIJINSHA GALLERY’S EYE Vol.2」。
昨年2月のVol.1に続く、2年連続の開催になります。

REIJINSHA GALLERY’S EYEとは、文字通り「REIJINSHA GALLERYの目」。
2012年にアートの世界を俯瞰する、広い視野を持つ企画ギャラリーとして生まれた
REIJINSHA GALLERYもこの1月でオープンから早5年が過ぎました。
その歳月を振り返ると、これまでに開催した多様な展覧会は、
ギャラリーとしての自己表現であったとも言えるでしょう。
今回はその変わらぬ視点(EYE)で、4人のアーティストの作品を展観します。

その4人とは……

熊澤桂子(1970年横浜市生まれ) ガラス工芸家
神田日勝記念美術館他で個展開催。
BIWAKOビエンナーレ2016出展。
熊澤桂子「Bony Glass -環-」

髙橋美和(1993年千葉県生まれ) 画家
第68回二紀展・第69回二紀展等に出品
髙橋美和「許される」

夏輝(1993年大分県生まれ) 画家
東北芸術工科大学卒業制作展山下裕二賞受賞
夏輝「漬ける」

藤沢レオ(1974年北海道生まれ) 金属工芸家・彫刻家
札幌芸術の森美術館、リアス・アーク美術館他で個展開催。
鉄で語る(REIJINSHA GALLERY)他のグループ展に出展。
藤沢レオ「静かな日 -イスと家-」

REIJINSHA GALLERYの審美眼がどんなものであるかを、
あなたのその目で確かめてみてください。


さて、この展覧会の情報も掲載している雑誌「美術屋・百兵衛」No.40は、
現在、全国の大型書店頭で発売中。
今日たまたま丸善ジュンク堂書店(大阪本店)へ行ったところ、
美術雑誌と美術書籍、2つのコーナーに置かれていました。
特に美術書籍の方では、「SWITCH」の隣に並んでいます。
最近は手に取ることもない「SWITCH」ですが、以前は何となく憧れていた雑誌。
少しだけ嬉しく感じました。

REIJINSHA GALLERY’S EYE Vol.2開催概要
会 期:2017年2月3日(金)−2月11日(祝・土)
会 場:REIJINSHA GALLERY
時 間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
休廊日:日曜日・月曜日
出展者:熊澤桂子/髙橋美和/夏輝/藤沢レオ
住 所:東京都中央区銀座6-7-2 みつわビルB1
交 通:東京メトロ銀座駅B3 出口より徒歩1分(1階は「宝石のミワ」)
電 話:03-6215-6022