3月19日に開幕する選抜高等学校野球大会の出場校32校が決まりました。
いわゆる「春の甲子園」というやつです。
今回の注目は「21世紀枠」で選ばれる学校はどこかというものでしたが、
中村高校(高知)、不来方高校(岩手)、多治見高校(岐阜)が選ばれました。
私の出身校は・・・噂にも上っていなかったので最初から期待していませんが、
有力候補として名前がささやかれていた友人の出身校は、残念ながら不選出。
おそらくがっかりしていることでしょう。

さて、今日紹介したいのは、野球の甲子園ではありません。
「書の甲子園」と呼ばれる国際高校生選抜書展の方です。
25回目の開催となるこの展覧会が、今日から大阪市立美術館で始まりました。

今回の公募には日本の他、20の国と地域から16,836点の応募があったそうです。
昨年11月末に行われた個人の部の審査では、文部科学大臣賞2点、外務大臣賞1点、
第25回記念特別大賞3点、大賞13点、準大賞25点、優秀賞46点、秀作賞135点、
さらに入選1,875点の計2,100点が決定。
一方、団体の部は、大分高校が10年ぶり2度目の全国優勝に輝きました。
準優勝は、袖ケ浦高校(千葉)と札幌北高校(北海道)の2校です
展覧会場には入賞・入選作すべてが展示されています。

映画「書道ガールズ」が公開された数年前には、
高校生の書道が注目されたこともありましたが、
今はテレビなどのマスコミで取り上げられる機会も減ったようです。
(映画になったのは全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会でしたが)
野球に比べて知名度の低い「書の甲子園」。
とはいえ、若者たちが自分たちの夢を追いかけて頑張っている姿は同じなので、
こちらの甲子園にもぜひ注目してほしいと思います。

■第24回国際高校生選抜書展■開催概要
会期:1月31日(火)~2月5日(日)
時間:9:30〜16:30
料金:無料
会場:大阪市立美術館 地下展覧室(第1〜4室)
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 (天王寺公園内)