まるでバブル期の雑誌の見出しのようなタイトルになってしまいました。
ちょっと恥ずかしい気もします。
今日は台湾のアートについて書いてみようと思います。

「台湾」「アート」と言えば、何を思い浮かべられるでしょうか?
よくあるのが、あの有名な「故宮博物院」ではないかと思います。

一昨年、東京国立博物館で開催された特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」を
ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
残念ながら私は観に行けませんでしたが、
以前台湾を旅行した際、ツアーの市内観光でこの博物館にも寄りました。
たぶん2時間ぐらいの滞在時間はあったかと思います。
ガイドさんから離れて、ある程度勝手に観て回った記憶があります。
結構ミーハーですから、人気の所蔵品目当てでした。

あの有名な白菜、清時代の「翠玉白菜」や

思わずよだれが出てきそうな「肉形石」です。

でも、実は台湾は、故宮博物院にあるような昔の名品があるだけではありません。
今もアートを創ること、観ること、買うこと全てが盛んな、
いわば、アジアを代表するアート大国なのです。

故宮博物院がある首都・台北には、その他にも多くの美術施設があります。
例えば、台北当代芸術館

外観はレトロな感じがしますが、それもそのはず、
かつて小学校として使われていた建物をリニューアルした施設なのです。
中に入れば、様々なコンテンポラリーアートに目移りするばかり。

まるで別世界に紛れ込んでしまったかのような気になるでしょう。

それより少し古い台北市立美術館も、外観は何の変哲もない建物ですが、

中に一歩はいれば、そこは現代美術のパラダイスといった雰囲気。
台湾、特に台北の街のあちらこちらにアートがあふれているのです。


さて、そんな台北で年1回開かれているアートの祭典が「ART TAIPEI」。

いわゆるアートフェアと呼ばれる芸術作品のマーケットですが、
その規模はかなりのもので、スイスの「アート・バーゼル」や
フランスの「FIAC」など世界的に著名なアートフェアに迫りつつあります。

アジア有数のアートフェアと言っても過言ではないでしょう。
ここにアップした写真を見てもらえばわかるように、
かなり大々的なイベントで、非常に華やかです。

会場ではライヴペインティングが行なわれていたり、

マスコミによる有名アーティストのインタビューなども繰り広げられます。


さて、今年11月に開催される「ART TAIPEI 2016」に、
もしかすると行くことになるかもしれません。
もちろんプライベートの旅行ではなく、仕事です。
実際に行くことになったら、ここでレポートしますので、
楽しみにお待ちください。

雑誌「美術屋・百兵衛」でも紹介できるかもしれません。