ラブレターをもらったり、あげたりしたことはありますか?
私は……、まあ秘密にしておきましょう。
ただ、年齢的にメール世代ではありませんから、
電話や手紙でいろいろとやり取りした経験はあります。

さて、今、京都市美術館で開催されている展覧会は、
その名も「フェルメールからのラブレター」展です。
現存するフェルメール作品は、わずか三十数点。
しかし、その中には「手紙」をテーマにした作品を数多くあります。
この展覧会では修復後世界初公開となる≪手紙を読む青衣の女≫が日本初上陸となるほか、
≪手紙を書く女≫、≪手紙を書く女と召使い≫のあわせて3点のフェルメール作品が展示されます。
また、フェルメールの3作品と共に、同時代に活躍した17世紀オランダの画家たち、
ピーテル・デ・ホーホやヘラルト・テル・ボルフといった巨匠の作品も鑑賞できます。

フェルメール自身がこだわりを持ったこの「手紙」というモティーフに隠されたメッセージを、
できれば会場で感じてみていただきたいと思います。
7月12日に発行する「美術屋・百兵衛」No.18でもこの展覧会を取り上げていますので、
ぜひ誌面もご覧ください。
$Mr.Mのひとりごと


■フェルメールからのラブレター■(京都展)
会期:2011年6月25日(土)~10月16日(日)
会場:京都市美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内)
時間:午前9時~午後5時(入場は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(7月18日、9月19日、10月10日は開館)
電話:050-5542-8600(ハローダイヤル:全日 午前8時~午後10時)

なお、このフェルメール展はこの後、宮城そして東京へと巡回します。