今日はゴールデンウィークの東京旅行記の続きを書きます。
5月2日(月)の午後、東京藝術大学大学美術館を出た私は、六本木に向かいました。
国立新美術館で開催されている「シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―」を観るためです。
この美術館に足を運ぶのはこれで4回目ぐらいになるかと思います。
いつ見ても、黒川紀章が設計した波打つガラス張りの外観には圧倒されますね。
以前仕事でパリに行った時にポンピドゥーセンターに行ったことがありますが、
今回のようにシュルレアリスムの作品がこれだけ多く展示されていたわけではなかったので、
シュル好きの私にとっては非常に満足のゆく展覧会でした。
国立新美術館では他にも2つの展覧会が行われていたので、そちらも見て来ました。
企画展「アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち」は、
日本人作家と海外作家あわせて8 組という、国際色豊かな顔ぶれで構成されており、
ジャンルも絵画、写真、陶芸、映像、インスタレーションと多岐にわたり、なかなか興味深いものでした。
もうひとつが公募展の「国展」。
この展覧会の一番の目的は、仕事でお世話になっている佐々木豊先生の作品を観ること。
東北大震災の前に描かれた作品だとは思いますが、
原爆投下後の広島を描いたと思われる画面には大勢の天使たちが舞い降りており、
なんとなく救済や癒しといったものを感じさせてくれました。
東京旅行最終日はあまり予定を詰め込まず、
川崎市岡本太郎美術館にだけ行くことにしていました。
ホテルから新宿に移動し、小田急に乗り換えて向ケ丘遊園で下車。
そこから歩いて15分ほどの所にある、川崎市民の憩いの森「生田緑地」の中の美術館です。
新緑が目にまぶしく、都会の喧噪とは無縁で、鳥の美しいさえずりが聞こえて来る好立地です。
川崎は太郎の母かの子の出身地で、太郎の出生地でもあります。
現在残っている太郎作品のほとんどが、この川崎市岡本太郎美術館の所蔵。
東京国立近代美術館の「生誕100年 岡本太郎展」にも、ここの収蔵品がたくさん出展されていました。
そのため、主要な作品が留守だったようですが、
太郎の代表作のひとつ『重工業』をここで観ることができました。
現在、生誕100年『人間岡本太郎』展という企画展が開催されていますが、
アーティスト以外の思想家やタレントとしての太郎の姿をうかがい知ることができて面白い企画です。
この美術館は、館内に太郎作品が展示されているだけではなく、
館外の敷地にも立体作品が点在しており、見所はいろいろとあります。
池に設置されたこの像を見て下さい。
どこかで見たような気がしませんか?
そう、かつての近鉄バッファローズのマークです。
あのマークは、実は岡本太郎のデザイン。
知れば知るほど多彩な人だったのがわかります。
この美術館のシンボルとも言えるのが、高さ30mの『母の塔』。
1964年、岡本かの子文学碑《誇り》が太郎の手によって、多摩川河畔に建立されましたが、
「母の塔」はこの碑と向かい合うように設計されたそうです。
近くで観ると、迫力満点でした。
こうして2泊3日の東京アートツアー(太郎ツアー)は無事に終了。
さて、次はどこに行こうかな?
5月2日(月)の午後、東京藝術大学大学美術館を出た私は、六本木に向かいました。
国立新美術館で開催されている「シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―」を観るためです。
この美術館に足を運ぶのはこれで4回目ぐらいになるかと思います。
いつ見ても、黒川紀章が設計した波打つガラス張りの外観には圧倒されますね。
以前仕事でパリに行った時にポンピドゥーセンターに行ったことがありますが、
今回のようにシュルレアリスムの作品がこれだけ多く展示されていたわけではなかったので、
シュル好きの私にとっては非常に満足のゆく展覧会でした。
国立新美術館では他にも2つの展覧会が行われていたので、そちらも見て来ました。
企画展「アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち」は、
日本人作家と海外作家あわせて8 組という、国際色豊かな顔ぶれで構成されており、
ジャンルも絵画、写真、陶芸、映像、インスタレーションと多岐にわたり、なかなか興味深いものでした。
もうひとつが公募展の「国展」。
この展覧会の一番の目的は、仕事でお世話になっている佐々木豊先生の作品を観ること。
東北大震災の前に描かれた作品だとは思いますが、
原爆投下後の広島を描いたと思われる画面には大勢の天使たちが舞い降りており、
なんとなく救済や癒しといったものを感じさせてくれました。
東京旅行最終日はあまり予定を詰め込まず、
川崎市岡本太郎美術館にだけ行くことにしていました。
ホテルから新宿に移動し、小田急に乗り換えて向ケ丘遊園で下車。
そこから歩いて15分ほどの所にある、川崎市民の憩いの森「生田緑地」の中の美術館です。
新緑が目にまぶしく、都会の喧噪とは無縁で、鳥の美しいさえずりが聞こえて来る好立地です。
川崎は太郎の母かの子の出身地で、太郎の出生地でもあります。
現在残っている太郎作品のほとんどが、この川崎市岡本太郎美術館の所蔵。
東京国立近代美術館の「生誕100年 岡本太郎展」にも、ここの収蔵品がたくさん出展されていました。
そのため、主要な作品が留守だったようですが、
太郎の代表作のひとつ『重工業』をここで観ることができました。
現在、生誕100年『人間岡本太郎』展という企画展が開催されていますが、
アーティスト以外の思想家やタレントとしての太郎の姿をうかがい知ることができて面白い企画です。
この美術館は、館内に太郎作品が展示されているだけではなく、
館外の敷地にも立体作品が点在しており、見所はいろいろとあります。
池に設置されたこの像を見て下さい。
どこかで見たような気がしませんか?
そう、かつての近鉄バッファローズのマークです。
あのマークは、実は岡本太郎のデザイン。
知れば知るほど多彩な人だったのがわかります。
この美術館のシンボルとも言えるのが、高さ30mの『母の塔』。
1964年、岡本かの子文学碑《誇り》が太郎の手によって、多摩川河畔に建立されましたが、
「母の塔」はこの碑と向かい合うように設計されたそうです。
近くで観ると、迫力満点でした。
こうして2泊3日の東京アートツアー(太郎ツアー)は無事に終了。
さて、次はどこに行こうかな?