先月のことですが、1月28日から1泊2日で岐阜県の下呂温泉に行って来ました。
年に2~3回は温泉旅行をしていますが、下呂は初めてでした。
群馬県の草津温泉、兵庫県の有馬温泉と並んで「日本三名泉」と言うそうです。
$Mr.Mのひとりごと-鷺の湯に立つ「日本三名泉」の碑


温泉に行ったと言っても、お大尽旅行ではありません。
湯快リゾートという温泉チェーンの1泊2日2食付きで1人6800円のコース。
$Mr.Mのひとりごと-湯快リゾート「下呂彩朝楽別館」

いつもは1人7800円ですが、「大還元祭」とやらで1000円安くなっていました。
(ちなみに1室4名以上で泊まれば、1人5800円とさらに安くなります)
それ以外に往復のバス代が3000円かかりますが、
自分でJRなどを手配して行くとなるともっと費用がかかるので、これも安くて便利。
交通費を入れても1人9800円の温泉1泊旅行です。

この値段ですから、さすがに食事はそれほど期待できません。
湯快リゾートを利用するのは白浜温泉(和歌山県)に続いて2度目ですから、
夕食バイキングの中身も大体分かっています。
$Mr.Mのひとりごと-夕食はバイキング

刺身や寿司、天婦羅、和食、洋食、中華、それにデザート類といろいろ種類はありますが、
それほど高そうな食材は使ってないようですし、味もそれなり。
できれば地元の名物料理なんかもあればいいのでしょうが、
さすがに1泊6800円でそこまで期待するのは酷でしょう。
むしろ値段を考えれば頑張ってくれているのではないでしょうか?

もともと湯快リゾートは関西を中心に店舗展開している「ジャンボカラオケ広場」の運営会社が、
売りに出された温泉旅館を、自社の従業員の保養施設として購入した事からスタートしたという話。
保養施設としてだけ使うのは勿体ないとか何とかいう理由で、一般客に開放したらしいのです。
今は北陸や関西、中国、東海地方に10軒以上チェーン展開しています。
もともとカラオケ屋さんだっただけに、旅館(ホテル)内にはカラオケルームがあり、
有料となる夜以外は、宿泊客が無料で利用する事ができます。

下呂温泉1日目は到着して、温泉に入って、ご飯を食べて寝るだけ。
下呂の街を散策する事もなかったのですが、
2日目は帰りのバスの出発まで時間があったので、温泉街をぶらりと歩いてみました。
温泉地にはよく「温泉寺」という名前のお寺があるのですが、
この街にもやっぱり「温泉寺」がありました。
写真は、高台にある寺から見下ろした下呂の街並です。。
$Mr.Mのひとりごと-温泉寺から見た下呂の街並

この日は寒かったので、ところどころに雪が残っていました。
また下呂には「下呂発温泉博物館」というミュージアムがあり、
温泉に関する展示物、例えば掘削機の一部や湯の花などが展示してありました。
それにしても「下呂発」の「発」って、どういう意味なんでしょうね?
この博物館には足湯が併設されていたので、入ってみました。
$Mr.Mのひとりごと-博物館で足湯に入ってみました

かなり熱めのお湯で、ほんの少しの時間しか入っていられませんでした。

下呂の街には、ここ以外に無料で入れる足湯も多く、
また温泉発祥の地に「鷺の湯」という名の公共浴場(温泉の銭湯)もあって、
時間さえ許せば、いろいろと楽しめそうでした。
そうそう、湯の街ギャラリー「木精」という施設があって、ここも無料で見学できます。
棟方志功が創設した「日本板画院」の評議員でもある版画家の福井正郎さんの作品が展示してあり、
下呂近隣の山々や日本各地の自然の情景を彫ったその作品は、非常に見応えのあるものでした。
色は使わず、墨一色の版画(板画)なのですが、
墨の濃淡を変えて版木を何枚も使われているので、まるで色鮮やかな景色が見えてるようです