1歳8ヶ月の子供が風邪を引きました。
鼻水に始まり、痰、咳、熱の症状がありました。
恐らく何らかのウィルス感染による上気道炎(=風邪)だと思います。
今回、医療機関に受診させるか、家で対処するかを考えた中で、色々思うことがありましたので綴りたいと思います。
前述の通り、風邪だとすると、クリニックに受診した場合、解熱剤と去痰薬と抗アレルギー薬(鼻水止め)が処方されることが一般的です。
解熱剤は純粋に熱を下げてくれて、発熱による体力消耗を抑えてあげられる効果があります。しかし去痰薬と抗アレルギー薬は風邪に対して効果が実感しにくいのが現実です。特に鼻水は減りません。鼻水吸引の方が対症療法としてずっと効果的です。また、これはもう随分周知されていることですが、風邪に特効薬はありません。抗生物質(抗菌薬)は風邪には効きません。風邪は菌ではなく、ウィルス感染です。風邪には症状を緩和させる対症療法のみです。上手く症状緩和をしながら自然の治癒力で治すのが1番なのです。でも、これが難しい!保育園からは咳があれば登園を控えるように言われるし、受診も促されるし…!
でも、因みに咳に関しては、良い薬が無いのが現実です。強く咳を止めるコデイン類は今から3年程前に12歳未満に使用ができなくなりました。呼吸抑制作用があるからです。そうなると、商品名アスベリンが以前は良く処方されていましたが、実は古い薬過ぎて、ちゃんと効果が実証されていないということが分かってきて、最近は使われなくなってきています。その他の商品名メジコンなども古くて効果の実証が曖昧ですし、中毒性があるなどとして、小児への使用は控えるように言われているのが現実です。なので、小児にとって良い咳止めはありません。喘息はまた話は別なので、混同しないでくださいね。これはあくまでも風邪です。
そんなわけで今回は家で様子を見ることにしました。解熱剤は家に坐薬のストックがあったので、クリニック行くメリットを感じませんでしたし、間違って抗性物質(抗菌薬)なんかが処方されても困ると思いました。
ですが療養4日目に発熱し、夜間の痰の量が増えてきて、寝苦しそうな姿を見ると、放ってはおけず、去痰薬があったほうがいいかな…と思う自分がいました。あれだけ去痰薬なんて効かないしと言っておいて、いざなす術が無くなると薬に頼る自分がいました。
去痰薬に関しては、カルボシステイン(商品名ムコダイン)がよく処方されますが、単独製剤として市販薬販売されていませんし、小児用かぜ薬にカルボシステインが配合されている製品がないのです。カルボシステインなんて効果がマイルドでほぼ副作用がありません。これが市販化されないのは日本医師会の圧力でしょう。ちょっと話が逸れますが、こんな本があります。
これを読むと、如何に日本医師会が開業医の利益を守るためにセルフメディケーションの推進を阻止してきたかが分かります。日本医師会は開業医の団体です。特に今話題の中川会長はドラッグストア嫌いで有名です。もっと市販化する薬を増やし、セルフメディケーションが推進されれば、日本の膨大な医療費の削減に繋がります。また、自分の病気や体質に積極的に介入する意識が高まると思います。
…話が逸れました。
小児用カルボシステインくらいほしいものです。
また、更に市販薬に文句を言いたいことは、単独製剤が少な過ぎることです。ほとんどの薬に解熱剤が入っていて使いづらい。咳用とか鼻水用とか書いてありますが、薬が複数薬入ってしまっています。これは大人用も同じことが言えます。なので使いづらい!
これは純粋に解熱剤(アセトアミノフェン)で、よく病院で出されるアルピニー坐剤100mgと同じです。体重1kgあたり10mgが1回量と考えます。即効性がありますし、嘔吐時も投与可能で、これは冷蔵庫にストックしておくといいと思います。
…また話が逸れました。
今回はこれを購入しました。最寄りのドラッグストアにはこれしかなかったです…
この薬は解熱剤が入っていないので、熱がない時でも使えますし、解熱剤はその都度頓服で使いたい人はこれがいいと思います。
良くない点がいくつかあります。
去痰薬以外に咳止めと抗アレルギー薬が入っています。この咳止めは前述の商品名メジコン(成分名デキストロメトルファン)です。不要ですね。
抗アレルギー薬は小児にはあまり使われない商品名レスタミン(成分名ジフェンヒドラミン)が入っています。どこにも注意書きがないことが恐ろしいですが、熱性痙攣を起こしやすくする可能性があるとのことで、熱性痙攣の既往がある人は使用を控えるべき薬です。我が子は痙攣の既往はなく、解熱剤を併用して使いました。脳へ移行する抗アレルギー薬なので眠くなりますが、これは乳幼児の場合は別に問題ないかなと。
メチルエフェドリンは頻脈になるので様子を見て使いたいですね。気管支を広げたり、鼻の通りを良くする効果はあると思います。病院では出されない薬なので、効果的であれば市販を買ってよかったと言うことになりますね。
市販薬の購入を検討して思いましたが、
やっぱり使いづらい!要らない薬が付いてきます。あとは高いです。子供は医療費無料ですからね。あとは結構注意が必要な薬が平気で入っているので怖いなと思いました。あとはドラッグストアの市販薬のコーナーに知識のありそうな薬剤師ってまず居ないんですよね。これは本当に悲しいことです。病院の処方薬と比較してくれたり、注意喚起や受診勧奨をしてくれたり、積極的に介入してほしいです。ドラッグストアの美容部員さんの方がずーっと積極的で頼もしい相談役になってくれることが多いなと常々個人的に感じています。
基本的にはセルフメディケーション推進派です。
もっと薬の選択肢が増えて、知識豊富な薬剤師の下で、自分の薬を自分で選べるというメリットを大いに感じて、自分の身体と向き合えるようになればいいなと思います。
私も子育てを終えて、今の病院でキャリアを積んだら、ドラッグストアに転職するのもいいななんて思ったりしています。