―――2013年3月2日投稿―――2026年5月11日更新―――
レスピーギは、1879年にボローニャに生まれたイタリアの作曲家で、同時代の作曲家としてはラヴェルやバルトークがいます。
音楽教師だった父親に、幼少の頃から指導を受け、ヴァイオリン/ヴィオラ奏者として活躍しましたが、やがて作曲家に転向することになります。 この時代のイタリア音楽界は、まさにオペラ一辺倒だったのですが、管弦楽を志したレスピーギはその中で反旗を翻す存在でした。
最も有名な作品は「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭り」。 いわゆるローマ三部作と呼ばれる交響詩です。 レスピーギは一時リムスキー・コルサコフに作曲指導を受けていたと言われますが、それが頷けるような絢爛豪華な管弦楽作品です。
「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、レスピーギが15~17世紀という古い時代のリュート(大型のマンドリンのような古楽器)作品を取り上げて、近代的な管弦楽作品に編曲したものです。
それぞれ4曲からなる第1組曲から第3組曲までありますが、第3組曲が有名で、中でも第3曲の「シチリアーナ」はコマーシャルなどにも使われているので耳にしたことのある人も多いでしょう。
↓第3組曲第3曲「シチリアーナ」:美しく切ない曲です
↓第3組曲第1曲「イタリアーナ」:こちらも負けず劣らず美しい曲
↓チャーツ・チェンバー・アーティスツの演奏で第3組曲全曲を
「のだめ」では、ドラマの最終話で「イタリアーナ」が使われています。
峰と清良は、日本とヨーロッパ。 千秋とのだめは、プラハとパリ。 それぞれのカップルの別離を予感させるような哀愁を帯びた旋律が流れます。
峰: 「俺たちの最後にも相応しい曲だ。 絶対成功させような」
清良: 「うん」
峰: 「俺、日本で頑張るから。 すげー頑張る」
清良: 「うん」
峰: 「そんでいつかまた、お前が日本に帰ってきたら、そん時は、お前とコンマス争いしてやる。 覚悟しとけよ」
清良: 「うん」
ネヴィル・マリナー指揮/ロスアンジェルス室内管弦楽団
優美で典雅なこういう音楽にはネヴィル・マリナーの指揮がぴったりです。 手兵のアカデミー室内管弦楽団ではないのですが、豊かで味わい深い響きを引き出しています。
