ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが世界共通になって来ているためか、お正月の音楽と言えばウィンナワルツのイメージがありますね。

 

ということで、ヨハン・シュトラウス2世のワルツ「ウィーンの森の物語」です。

 

「美しく青きドナウ」「皇帝円舞曲」と共に3大ワルツと呼ばれるこの作品、タイトル通りウィーン郊外にある森林地帯”ウィーンの森”を描写した作品です。

 

しかし、ヨハン・シュトラウス2世は自然が大の苦手で、森の中などには絶対に近づかなかったとのこと。 どうやって作曲したのか謎ですね(笑)

 

演奏時間は10分少々。 長い序奏の終わりに、オーストリアの民族楽器・チターの独奏が入るのが特徴的です。(下記動画では2分15秒から) その後、5つのワルツがくり広げられる流麗で晴れやか曲です。

 

↓バレンボイム指揮ウィーンフィル、ニューイヤーコンサート2014の演奏です。

 

ルドルフ・ケンペ指揮/ドレスデン・シュターツカペレ

宇野功芳氏激賞の「金と銀」は言うに及ばず、「ウィーンの森の物語」、「こうもり序曲」など、どれもシンフォニックでロマンチック、しかもウィンナワルツのニュアンスも失わない素晴らしい演奏です。