この日は夕方の列車でブダペストに移動するため、ホテルをチェックアウトし荷物も預けてから、ウィーン観光に出かけました。
↑ホテルのすぐ近くにあるホーホシュトラール広場。 噴水の右側にあるのは、1945年にナチスドイツに併合されたウィーンをソ連軍が陥落させたこのを記念する”ソビエト戦勝記念碑”。
まずは地下鉄でシュテファンスプラッツへ。 観光客のまだ少ないうちに、シュテファン寺院の塔に登ろうと思ったのです。 シュテファン寺院には2つ展望台があって、南塔は階段で、北塔はエレベーターで登ることが出来ます。
旅行も中盤を過ぎて少々疲れ気味だったので、北塔に登ろうと思ったのですが・・・・・なんと
昼まで北塔の展望台は閉鎖されていました( ̄□ ̄;)!
しょうがないので、南塔の343段の階段を登ることにしました。 プラハのケーブルカー故障といい、今回の旅行は歩くことになっているようです。
↑展望台から北を見た眺望。 屋根の向こうに北塔が見えます。
↑西を見ると中央にペーター教会の丸い屋根が見えます。 遠くの尖塔は、右の双塔がヴォティーフ教会、真ん中は市庁舎、左はミヒャエラー教会です。
↑南を見た眺望。 直接は見えませんが、ウィーン最大の目抜き通り一つケルントナー通りが南に延びているのがわかります。
↑東を見た眺望。 フランツィスカーナ教会の尖塔や、市立公園の緑がかすかに見えます。
階段は狭い螺旋階段で、すれ違うのも大変。 混んでなくてよかった! 下まで降りて、改めて南塔を眺めると、こんなのよく登ったなーという感じでした。
旧市街中央にあるシュテファン寺院から、次は旧市街の南に位置するベルヴェデーレ宮殿に向かいます。 しかし、この日4/22(日)はウィーンマラソンが開催されていて、トラムやバスがいろんな所で運休になっていました。
↑観光スポットを巡るマラソンは楽しそう ↑この日の移動は地下鉄中心で
ベルヴェデーレ宮殿は、ハプスブルク家に仕えた軍人・オイゲン公が夏の離宮として建設させました。 上宮と下宮の2つの建物があり、それぞれ美術館になっています。
今回訪れた上宮美術館は、いずれもウィーン郊外出身のグスタフ・クリムトとエゴン・シーレの作品を中心にしていますが、他の画家の作品も沢山展示してありました。
↑クリムトの絵画の中で最も有名な「接吻」。 濃密な愛・・・でも、どこかいびつな感じも。
↑エゴン・シーレの「母親と二人の子供」。 見るものを不安にさせる絵ですね。
↑ヴァルトミュラーの「聖母にバラを飾る少女」。 クリムトやシーレの絵の後に見ると安心感があります。
↑モネの「ジヴェルニーのモネの庭の道」。 原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓」を思い出しました。
↑セガンティーニの「悪しき母達」。 これは何ともいえず引き込まれる絵でした。
↑これも有名なダヴィッドの「サン・ベルナール峠を越えるナポレオン」
↑もちろん宮殿の内装も豪華で、特に天井のフレスコ画には見とれてしまいました。
↑上宮の窓から見た庭園。 幾何学模様が美しい。
ウィーンは、見所が多すぎて全然回りきれていませんが、次はブダペストに移動です。

















