ドヴォルザークのチェロ協奏曲は大好きな曲で、実演で聴くのはこれが2度目です。 響きの良いサントリーホールで、どんなソロ・チェロの音が聴けるのか? 楽しみなコンサートでした。

 

日時: 2018年2月10日(土)14:00開演

  

曲目: メンデルスゾーン: 序曲「フィンガルの洞窟」

    ドヴォルザーク: チェロ協奏曲

    シューマン: 交響曲第3番「ライン」

    バッハ: 無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番からラルゴ (ソロ・アンコール)

     

演奏: 準・メルクル 指揮

    エドガー・モロー (チェロ)

    東京都交響楽団

  

ホール: サントリーホール

 

エドガー・モローは、まだ23歳のフランス人チェリスト。 私は名前も聞いたことがなかったのですが、素晴らしいチェロを聴かせてくれました。

 

音量で圧倒するタイプではないのですが、技巧がしっかりしていて、自然な音楽を聴かせてくれます。 しかも伸びやかな美音ですねー。 以前聴いた堤剛さんのチェロと比べて断然上でした。(堤さんごめんなさい)

 

準・メルクル指揮のオーケストラも、でしゃばりすぎず引っ込みすぎずベストな演奏。 フルニエ/セル/ベルリンフィルの名盤のようでした・・・といったらほめすぎでしょうか。

 

チェロ協奏曲ですっかり大満足してしまい、シューマンのライン交響曲はオマケのようなもの(笑)。 しかし、これもなかなか素晴らしい演奏でした。

 

緩急をつけたメルクルの指揮にピッタリつけるオケ。 たたみかける様な第5楽章など、聴いていてワクワクさせられました。 都響はやっぱり実力のあるオケですね。