彼女が子猫を拾ったこと俺しか知らない 八十七話 | 白ポーターの日常ブログ

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ふわっと更新して行けたらいいなと思っています。たまに病んでしまうこともありますが、温かく見守って頂けるとありがたいです。

「なんでメガネないと恥ずかしいの?」


「いつもメガネしてるから、何だかないと落ち着かないし、視力もあんまり良くないから・・・それに私童顔なのがいやなの」


 たしかに彼女の言うとおりだ。


 メガネを外した彼女は少し幼く見える。


「そっか、でもメガネしてない関根さんも素敵だよ」


 俺の口からついついそんな言葉が漏れてしまった。


 すると彼女の顔はみるみる紅く染まっていく。


 言った張本人の俺も、言葉にしてから何を言っているんだと思ってしまった。


 二人して、少し気まずい雰囲気になってしまった。


 どうにかして、この雰囲気を変えたいと思った俺は苦肉の策に打って出る。


「ねぇ、このメガネちょっと俺も掛けていいかな?」


「え、別にいいけど」


「それでは遠慮なく」


 俺はそう言って、メガネを掛けさしてもらった。


 彼女のメガネは結構度がきつく、俺が掛けると視界がぼやけてしまう。


「田畑君、意外とメガネ似合うんだね。なんだか知的に見える」


 たぶん彼女は少し目を細めながら俺のことを見ているようだ。


「そう?メガネの力って凄いね。メガネしてたら頭良くなるかな?」


「うーん、それはないかな」


「だよね。はい、ありがとう」


 俺はメガネを外して、彼女へと返す。


 すると彼女はすぐにメガネを掛ける。


 たしかにメガネを掛けただけで、少し大人っぽく、そして知的な彼女へと戻る。


「もういきなりメガネ取ったりしないでよ」


「うん、わかったよ。びっくりさせてごめんね」


「言ってくれれば、メガネぐらい外すのに」


「え、本当に?さっき凄く嫌がってたじゃん」


「あれは急にだったし、心の準備が出来てなかったの」


 彼女はそんなことを言っているが、それが本当かどうかは分からない。


 頼めばちゃんと外してくれていたのだろうか?


 しかし、面白い彼女の反応も見られたので、今回は良しとしよう。


 彼女が抹茶ティーラテを飲み終わると、ショッピングモールの中を散策することにした。


 二人とも特に買いたいものなどないので、本当にお店の前をぶらぶらと歩くだけだ。


 すると、行く先に本屋が見えてきた。


 俺は気になる漫画があったので、ぜひ寄りたいところだ。


 だが、彼女の方はどうだろう。



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