『今の私は、彼にとってどんな存在なんだろう?』
たまにそんなことを考えてしまう。
しかし、いくら考えてもその答えは分からない。
そんなに悩むなら、素直に聞けばいい。
だけど、私は素直になれない。
いや、素直になれないんじゃない。
きっと、答えを知りたくないんだ。
変に彼を刺激して、今の関係を壊すのが怖い。
それが今の私の本音に違いない。
そんなある日の休み時間、彼は友人達と話をしていた。
だけど今日は、なんだかいつもと様子が違う。
随分と真剣な表情で話しているかと思ったら、いきなり顔を真っ赤にしたりしている。
そんな彼を遠目に見ているのも楽しいと思える。
でも、いつものように嫌な視線も感じる。
高校生活は穏やかに過ごしていこう。
そう思っていたけど、彼と出会ってからはそうもいっていられなくなった。
私がいくら気配を消そうとも、彼が側にいる限りそれは無意味なことなのだ。
それでも私は後悔なんてしていない。
今は彼と過ごせる時間が、とても好きなのだから。
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