詰将棋⑯「詰将棋作りの課程・7」 | 獏井獏山のブログ

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「将棋盤図(九×九本の線)」、「玉方の配置駒の字の180度転換」はブログでは受け入れない(自分のPC技術の未熟の所為もある?)ため、掲載できないので、「升目の数値」だけ入れ、配置駒は「玉方の配置駒は赤字表示」として下記に掲載する。…後日、が出来たら正確な盤面に修正したい。)

 

「今回の出題」 

・最初に作ったのは(図1)である。(駒の配置)玉方:「2一玉 3三歩 4三馬 5三角」 攻め方:「1三歩 2四銀 6四歩」   

 

(図1)7手詰め

 

9 8 7 6 5 4 3 2 1 

                 一

                  

        角 馬 歩   歩 三

      歩              

              銀    

                  六

                  七

                  八 

                  九

     (持ち駒)「飛 金 銀」 

 

【詰手順】1一飛 3二玉 2二金 同玉 2三銀 同玉 1二飛成」まで7手詰め。

(問題点)ところがこれはダメ作だった。理由は「2二金」に対し「同玉」としないで、「4二玉」と逃げれば「3一飛成 5二玉 6三金」となり、これでも、同じように「7手詰め」になる。このように、玉が別な逃げ方をしても同手数になるのを「変同」と云って、「詰将棋問題」とは認められない、ということが分った。そこで、工夫を重ね、配置も考えて出来上がったのが、次の改作である。

 

・上の(図1)から4手遡り、且つ駒の配置を工夫し(図2)が出来上がった。

(駒の配置)玉方:「2三玉 3三歩 4三馬 5二馬」 攻め方:「1三歩 2四銀 5三歩」   

 

(図2)11手詰め

 

9 8 7 6 5 4 3 2 1 

                   一

                  

          馬 歩  歩 三

        歩            

              銀    

                  六

                  七

                  八

                  九

     (持ち駒)「飛 飛 金 銀」 

 

【詰手順】2四飛 3二玉 2一飛成 同玉 1一飛 3二玉 2二金 同玉 2三銀 同玉 1二飛成」まで11手詰め

 

【コメント】4手目「同玉」に替えて「4二玉」と逃げるのは「5一銀 同馬 3二飛 同馬 5三金」までの9手詰(早詰め)になる。

 

(参考)上の(図2)はH30.11月「詰将棋パラダイス」で懸賞創作詰将棋に採用された作品である。