【平和実話】宗教が一つになる時。宗教指導者が互いに経書を比較・討論する「HWPL宗教連合事務室」

 

 

「世界平和を本当に実現したいのなら、まず宗教を一つにしなければなりません」

(社)天の文化世界平和光復(Heavenly Culture, World Peace, Restoration of Light:HWPL)のイ・マンヒ代表(以下、イ代表)が世界平和のための歩みを始め、海外の宗教界から大きな反響を得たもの、それは宗教連合事務室です。

HWPL宗教連合事務室は129ヵ国253ヵ所に事務所を置き(2020年12月時点)、経書比較討論と宗教人対話の広場などを通じて宗教大統合を推進しています。イ代表が31回も地球村の平和歴訪を行い、一日も抜けたことがないスケジュールも、現地の宗教人たちとの出会いのためでした。

この活動の第一歩は、第1回世界平和サミットで行われました。2014年9月18日に開催された世界平和サミットのハイライト行事であった『宗教大統合平和協約式』でイ代表と計11の宗教団体の指導者12人が「平和協約書」に署名しました。宗派別に見ると、イスラム教、カトリック、ヒンドゥー教、仏教、プロテスタント聖公会、シーク教、ユダヤ教、バハイ教、ジャイナ教、ゾロアスター教などです。

「宗教紛争、古くて腐敗していることを示す」

 

当時、イ代表は開会の辞を通じて「天地を創造された神様はただ一人だけであり、その意味も経書もただ一つ」として「現在、地上には創造主を基準にするという宗教が数百個もあり、経書も意味も行動も違う。互いに紛争を起こして神様を辱めている。これは宗教が古く腐敗していることを示すものだ」と警鐘を鳴らしました。また「真の神様は人を殺す紛争はしない」と話しました。

また、「腐敗した宗教を真の神様に捧げ、唯一の神様の中で宗教が一つになることで紛争のない宗教世界になり、世界平和が実現する」として「そうしなければ人類は滅亡を免れないだろう。また、そうすれば人類は福を受け、真の神様が統治される世の中になり、神様は一つになった宗教と一つになるだろう」と強調しました。

イ代表は宗教人の会議に参加した宗教指導者に「私たちが神様の御心通りに平和世界を成し遂げよう。宗教関係者から紛争をなくし、平和協約書にサインをしよう」と叫び、(平和歴訪をしながら)署名をもらいました。「平和はどちらか一方のものではない。我々は今日、新しい時代を創造する礎石にならなければならない」と話しました。

イ代表を通じて始まった宗教統合のメッセージは、以後HWPL宗教連合事務室の活動を通じて実現しました。宗教指導者たちが平和協約書に署名した後、全世界に設置された宗教連合事務室では実質的な宗教大統合を成し遂げようと他宗教との交流が活発に行われました。

互いに異なる経書を持って信仰をする他の宗教人たちが集まって各宗教の経書を比較する「経書比較討論会」が行われ、この討論会に参加した宗教指導者たちは「討論会を通じて経書に込められた神様の意思を知り、他の宗教を心から受け入れることができるようになった」と口を揃えました。

韓国国内外の宗教指導者の積極的な参加

 

HWPLの経書比較討論会は、海外の宗教指導者の共感を得て始まった後、韓国国内でも全国で活発に行われました。毎年、各支部を通じて数十回の宗教連合事務室の集まりが開催されました。

2016年6月27日には高城平和研修院で韓国、中国、日本の宗教指導者たちが集まり宗教大統合平和会議を開き、注目を集めました。同日の現場には、韓国、中国、日本の仏教、儒教、キリスト教指導者をはじめ、約10の宗教指導者約120人が参加しました。

2016年8月26日にはソウル市鍾路区の天道教中央大教堂で第4次経書比較討論会が開かれ、儒教、民族宗教、プロテスタント指導者など400人余りが参加しました。

この年、経書比較討論会は1、2次にかけて「聖書・仏典」比較が行われ、3次では範囲を拡大して「聖書・仏典・ヒンドゥー経典・民族経典」が比較されました。

宗教連合事務室は、同じ経書を持って信仰をしながらも数千余りの分派に分かれたキリスト教の統合のために「対話の広場」を通じて共通分母を探し一つになれる方法も模索しました。

討論会に参加した牧師たちの反応は肯定的でした。2018年ソウル京畿北部支部討論会に参加したある牧師は「壁を作ることが私たちの目標ではなく対話することが目標」とし、「紳士的に対話できる場を用意してくれて感謝する」と感想を明らかにしました。

また、全州支部討論会に参加した別の牧師も「このような集いが多く作られ、平和を企画し推進する機会がたくさんあれば良い」と強調しました。

このようにHWPL宗教連合事務室が進行する、経書比較討論会と対話の広場に参加する宗教指導者たちの満足度が高く、また、彼らは「戦争のない平和の世の中を遺産に譲ろう」というスローガンの下で進行中のHWPLの平和運動に対しても、以前のどんな集いでも感じたことのない「平和」に向けた真正性と献身を感じると評価しました。

出展:https://www.newscj.com/news/articleView.html?idxno=812639
※実際の写真資料などは上記出典からご覧ください。

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