「富と貴きとは、これ人の欲する所なり
その道を持ってせざれば、
これを得るも去らざるなり」
金って汚いものだと思ってませんんか?
この言葉の意味は以下の通り。
富と高貴な地位は人が本来欲するものである。
これはちゃんとした方法(道にはずれない方法)
で得たものであれば、
その身から離れて行く事はない。
孔子は、富や名声を得る事は人の本能であり、
本来備わっているべきものであると言ってます。
ただし、それは正しい方法で得なければいけない。
そうでないと、
もし得たとしてもすぐに無くしてしまうだろう、
という事です。
正しくない方法とは、騙したり、オレオレ詐欺を働いたり、
盗んだり、不正をかましたり、賄賂を受け取ったり、
そんな方法の事でしょう。
我々日本人にとって非常に重要で深刻な問題は、
お金が汚いという訳の分からない思考が巷に溢れている事でしょう。
嫌金原理主義、とでも言いましょうか。
とにかく金は不浄の物、金持ちは悪者、
そんなイメージを持っている人間ばっかりです。
孔子も富を得る事を否定してないんですよ。
むしろ「人の欲する所」と断言しています。
ただ、それを正しい方法で得なさい、と言っています。
いい加減お金を悪者にするのはやめませんか?
お金は悪くない。
それをどう使うのか、ちゃんと意味のある事に使うのか、
フェラーリや六本木ヒルズに使って無駄に散財するのか、
それは使う人間次第です。
我々日本人は、お金に関する知識が無いから、
貯金しかする脳が無いし、
保険会社に騙されて必要もない保険に入りまくっているし、
元本が減る事も知らずに学資保険に入りまくってるし、
膨大な借金を抱えて家やマンション買うし、
証券会社に騙されて手数料の高い投資信託を購入するし、
金融機関にやりたい放題されているんです。
ちゃんと知識を付け、
正しく稼ぎ、
正しく運用し、
奇麗に使う。
これを目指すべきです。
