コロナ禍になって、不安やストレスを抱えやすい時代になり
孤独を感じる人も多くなったことを、様々な出来事や相談から強く感じます。
最近起きた俳優さんや芸人の方が自らいのちを絶ったニュースは
そのことをよく表す事象のようにも感じています。
仕事が順調に見えても
立派な肉体で笑顔であっても
仲の良い家族のように見えても
有名で成功しているように思えても
1人で悩んでいる人は、実はとても多いのだと思います。
私は保健師としてご相談をお受けすることの他
全国から学びに来て下さる企業の保健師たちから
社員の方の自死の報告をこの2年で受けることが増えました。
まだ若い未来ある20代の社員の方々…
希望を持って入社されたはず
生まれてきた小さないのちが家庭で育ち
学校で育ち、そして社会へ出て職場でいのちが育っていく
とても大げさに感じる方もいるかもしれませんが
職場でも「いのち育て」をしているのだという意識を
1人1人が持ってほしいと思います。
あなたの対応が、言葉が、目の前の社員のいのちを育てている
という自覚を持って、日々関わるということ
そして私が提唱する「勇気づけのいのち育て」は
誰にでもすぐにできることばかりです。
相手を勇気づける言葉をかけることができなくても
あなたが笑顔でその人の話を聴くことだけでも救われる人は
きっといる
相手に関心を向け、相手の関心に関心を向けることが必要です。
そして、自分自身のいのちのためにできること。
あなたは唯一無二の大切な存在であることを忘れないでほしい。
何ができても、できなくても、
今、あなたがここに生きていることだけで素晴らしいのだから
「私は大丈夫」「もっと頑張れる」と自分を叱咤激励するよりも
からだが疲れている、心が疲れていると感じたら
休むこと、そして弱音を吐くことも
自分を大切にすることなのです。
自分の胸に手を当てて、その温かさと鼓動を感じてみてください。
どんなにあなたが自分の勇気をくじくような言葉をかけても
今日も心臓は動き、呼吸をして、血液は流れ、いのちは生きようと
してくれています。
私がセルフウェルネス・タッチケア®をお伝えしたいのは
1人1人にその唯一無二のいのちを慈しんで生きてほしいから。
勇気づけのいのち育てプロジェクトを立ち上げて
活動したいのも、家庭、学校、職場などすべての場で
1人1人のいのちが、健やかに幸せに生きる社会を創りたいと思ったからです。
生きていてくれてありがとう。
そして、これからもそのいのちを大切に育てていこう。
いつかこの世を旅立つ日が全員やってきます。
だからこそ、一緒に生きているこの時間を大切に
旅立ちの日に「幸せだった」と思えるように
自分のいのちを、そして出会う人々のいのちを大切にしていこう。
そんな想いでいっぱいです。
◆【募集】<オンライン開催>5/21 加倉井さおりのオープン講座
「愛して、学んで、仕事をする幸せな生き方とは」
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~「健やかで幸せな人生」を支えるマインドとスキル」
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(赤ちゃんへのウェルネス・タッチケア®をイラストで解説してます)
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