「自分がどれだけこの世に生きるかは、誰にもわかりませんけれども、

死ぬまで人を愛して、人を許して、生きて下さい。それがいちばん幸せなことです。」

 

この言葉は、96歳の瀬戸内寂聴さんの言葉です。

 

これは、ある週刊誌の切り抜きの記事の中にあった言葉。
今月実家の引き出しで見つけました。
どうも父が見つけて残してあったようです。

 

その父が今月24日に亡くなりました。
突然のことで、母を2月末に亡くした以上の深い悲しみを感じてます。

 

知らせを聞いて病院へ駆け付けた時、手を力強く握ってくれました。
「ありがとう」「ごめんな」「たのむぞ」
そんな想いを感じました。

 

26日は母の月命日でもあり、どれほど母を愛して追いかけていたのか

とも思いますが、その26日に父とのお別れ会となりました。

父の職場の方や高校時代の友人などたくさんの方からのお話から、

父がどれだけ皆さんに愛されていたかも知りました。

 

病院や実家から講演会場へ向かい、また登壇後、病院へ向かう2週間でした。

たくさん、父に触れウェルネス・タッチケア®をしてきました。
皆さんには急遽研究会へ参加できない事態や講座や打ち合わせの延期のお願いもし、

ご迷惑をおかけしましたこと、お詫びいたします。

そして、父のために祈って下さった皆さんに、心からお礼を申し上げます。

 

こうして「期間限定の人生」を生きるという本当の意味や現実を

この1年で母と父の旅立ちを経験して、しみじみ考えています。

 

どう生きて、どう旅立つか。

 

本当に大切なことを、その在り方、生き方を持って教えてくれた父を誇りに思うと共に、

父のように人を大切に笑顔で日々を丁寧に生きていきたいとそう思っています。

 

父と母に愛されて生まれ育った私という唯一無二の命を、これからもっともっと大切に、

「愛して、学んで、仕事をする」生き方を楽しみながら、目の前の大切な人を、

そして多くの方を幸せにできるような存在になれたらと思っています。

 

毎日が奇跡の連続。

 

皆様、どうぞ大切な方とのかけがえのない時間を大切にお過ごしくださいね。

 

この写真は実家のリビングに父が飾っていた写真。
今頃、きっと天国で母と仲良くしていることと思います。