とても素敵な本
「子どもはみんな問題児。」中川李枝子さんの著書
有名な「ぐりとぐら」の生みの親である著書が
あたたかい言葉で綴っています

子どもは、子どもらしのがいちばんよ

その言葉に、子育てて悩み多き母親は
勇気づけられると思います

思い通りにならないのが子育て

特に男の子の子育てをしている母は
「うちの子だけが問題児なんじゃなくて
子どもはみんな問題児なんだ~」と思えると
気持ちがラクになるかもしれません

でも私は、この本のタイトルの
「子どもはみんな問題児。」をこうとらえています

「子どもはみんな問題提起児。」

子どもが起こす困った行動は
「お母さん、本当に今のままでいいの?幸せ?」
ということを伝えるためなのではないかと思ったりします。

初めて親になって、すべての体験は初めてのことだらけ。
自分が親にやってきてもらったようにしてみたり、
育児書やセミナーで学んだことをその通りにやろうとしてみたり。
「子育てくらい思い通りにならないことはない」と感じることも多いもの。
自分でいいと思ってやっていることが、子どもにとってはよくないこともあります。
間違いだらけの子育てをしてるのかもしれません。
そんなことに気づかせてくれるのが、「子どもの行動」

悪い子どもはいないし、問題児もいない。
子どもにどのように親が、大人がかかわったのかが、問われている
だから、子どもは「問題提起」をしてるんだと、私はそう思ってます

私などは3人子どもがいても、三人三様で、
子どもによって本当に個性があると実感。
3人目で初めて、本当の意味での子育てを学んでいる気がします。

よく「子育ては自分育て」という人がいますが
これもすべて子どもの問題提起によって、親が育っていくことを
表していると思います。

だから、どんなことが起きても、子どもにありがとう。
問題提起してくれて、教えてくれて、気づかせてくれて
ありがとう。

本当に大事なことは何なのかを、学ぶ機会を与えてくれている。
私はそう思って日々子どもに向き合いたいと思ってます。