どんな妊娠・出産だったかが、その後の育児に繋がる
ということを前回書きました

だから自分がどんな出産をしたいかという
バースプランを考えることは
とても大事なことです

総合病院で産むか、助産院で産むか
自然分娩がいいのか、無痛分娩がいいのか、
一人で産みたいのか、立ち合い出産がいいのか

仕事をしながら、考えるのは大変のように感じるかも
しれませんが、自分の望む出産スタイルを
是非妊娠中から考えてほしいと思います

そして、できるだけパートナーとも話し合っておく
必要があります

私の場合は、大学時代からなんとなく考えていて
(ちょっと早すぎですが…)
看護学を学んでいた時、特別講義で1回だけ来られた
助産院の院長の講義を受けた時に

「自分の子どもはこの人に取り上げて欲しい!!!」

と思ってしまったのです(笑)

自然分娩で、助産院で産みたい
そして、水中出産がしたい
というのが強い希望でした

そしてその希望は本当に、実現してしまったのです!

大学時代に母性看護学を専攻したこともあり
妊娠・出産について自身でも学んでいたことも
大きかったと思います

助産院は茨城県にあるベビーヘルシー美蕾
実家が茨城でしたので、里帰り出産を選択しました

途中までは、住まいがあった近所の横浜の病院で
検診を受け、後半は助産院での検診を受けました

病院では流れ作業的な検診だったのですが
助産院では本当に家庭的な雰囲気で
あたたかく、毎回検診が楽しみでした

今でも、その院長がエコーを見た時に
言った言葉を忘れません

「あらー、可愛いわぁ~」

白黒のエコー画像を見て…
確かに小さな心臓や手足が動いている様子は
感動するのですが、心からそう言って下さったことが
病院ではない経験でしたので、とても驚いたのです


初めての妊娠出産は不安もありましたが、助産院での
出産はとても楽しみでした

出産予定日は12月30日
ところが大晦日になってもお正月になっても、まったく
産まれる気配もなく…

結局2週間遅れて出産となりました

痛みに弱い私は、微弱陣痛に耐えられず
検診後「まだ子宮口が開いてないから帰っていいよ」と
言われたのですが、あまりに痛くて入院させてもらい

妊婦のまま夫と共に入院
10分間隔の痛みがありましたが、「じゃ、歩いてね」
と寒い1月、田んぼの中をウォーキング
痛くて、10分ごとに止まったりしゃがんだり

病院なら2週間も予定日が遅れたら
間違いなく陣痛促進剤を使用するか
場合によっては帝王切開もあったかもしれません

夜中も痛くて
「もう、こんなに痛いなら二人目いらない!」
と叫ぶほど…

付き添った夫は、大変だったと思います…

入院して2日、さすがにそんなに休めない夫は
自宅に一度戻りましたが、その翌朝、
水中出産で長男は生まれました

夫がいなくなってから、助産師学生さんが二人で交代で
ずっと腰をさすってくれて
それが本当に痛みを和らげ、心強かったことを
覚えています

お湯に入るまでの時間は長かったですが
入った途端、痛みは本当に和らぎ、あっと言う間に
生まれました

私の希望どおり大学時代特別講義を受けた院長に
長男を取り上げてもらえました。



この写真は生まれた直後。まだへその緒がついています。
私の隣でカメラ目線です(笑)

結局、出産には立ち会えなかった夫は
また朝方呼び戻され、へその緒がついたまま
しばらくベッドで待ち、夫が到着後にへその緒を
夫にカットしてもらいました


母子手帳に書かれている分娩所要時間、
なんと72時間です!!!

助産院での産後の入院生活は母児同室
食事は野菜と玄米を中心にした美味しい食事
毎日、助産師さんのアロマのマッサージもあり
5日間の入院生活は本当に幸せな気持ちで満たされました

2人目いらない!と叫んだ私は
出産は大変だったけど
こんなあたたかい出産と産後の入院ができるなら
もう一人産みたい!に変わっていました(笑)

次回は、次男の出産秘話を書きたいと思います。