体調を崩したり、何かの症状がでたり、病気になったり…
できれば避けたい出来事が、日常の中では起きますね。

保健師として、これまでたくさんの方々の健康相談や保健指導を
させていただいて感じているのは、そのカラダのサイン
は生き方やあり方を見直すチャンスだということです。

企業の健康管理室などで、働く女性たちの
心とカラダの相談を数多く担当してきましたが、
本当にそのことを実感しています。

元気だった時には、気づかなかったこと、見えなかったこと
に初めて気づき、見えてくることがあります。

すべて起きる出来事は、何かのメッセージだととらえると
受け止める気持ち、そして感情が変わってきます。
体調の変化も、何らかのメッセージを運んできます。

食事はどうだったか。
運動はしていたか。
睡眠時間、ちゃんととれていただろうか。
働き過ぎていないか。
がんばりすぎていないか。
抱え込んでいないか。
背負いすぎていないか。
本音より建前で生きていないか
他人を優先して自分をおろそかにしていないか・・・など

でもここで大切なのは、「良い」「悪い」と裁かないこと。
だって、そうせざるを得ないから、そうしてきたはずです。
一生懸命生きてきた自分をまるごと、認めてあげて下さい。

そして、本人だけでなく、その人を取り囲む人たちにも
気づきを与えますね。

その人が持つ役割の大きさ
その人がどれだけ大事な存在であるかということ
自分にとって、本当に大切なことは何か
どんなふうに生きている時間を使いたいのか

そのカラダのサインは、
「もっと幸せに生きるために」
本当に大切なことを教えてくれていく素晴らしいチャンスだと
私は思っています。

大切なことは、そのことに気づいて、もう無理はせず
手放せるものは、思い切って手放し
本当に大切にしたいものだけを、本当に大切にすること

起きる出来事は

必要だからおきて
1秒も狂わず、絶妙なタイミングで
さらに成長し、さらに幸せになるために
起きている

そう想えると、どんな出来事も乗り越えていけるように
思います。

カラダは正直です。そして健気…。

カラダの声を聴き、そのサインを、生き方・あり方を
見直すチャンスととらえ、行動を変えていくことが
ウェルネスライフに繋がっていくのだと思ってます。

ワーキングマザーが健康で働けることは
子どもにとっても、社会にとっても幸せに繋がります!