第一三一五話 雛話その7 | ~風和里~真壁にて

~風和里~真壁にて

「語りのある街」「八七咲き街」に続く第三部です
日々の美しい風景 支えあう人の和 どこか懐かしい里 真壁 
この里の物語、自分の思い、旅日記などを綴っています

ひなまつりも終盤になると

 

穏やかな春の陽気につつまれ

 

町中ではあちこちで笑顔が溢れました。

 

「真壁に来れてよかったです」

 

「こんな素敵な町があるのですね」

 

「また来年も来ます」

 

来てくれた人たちから嬉しい言葉をたくさんいただきました。

 

1年目21軒で始まったひなまつりでしたが

 

終盤は47軒まで増え、増えるたびにマップも更新しました。

 

 

ひなまつりに来てくれた人も約10000人を数えました。

 

こんなことになるとは夢にも思いませんでした。

 

「お雛様を飾ったって何にもならない」と言っていた人も

 

いつの間にかお雛様を飾り和の風の仲間になってくれました。

 

なんとなく元気のなかった町が活気づき

 

何より町の皆さんが楽しんでいる姿が一番の喜びでした。

 

 

そして3月3日、ひなまつりの最終日

 

私たちにはもうひとつやりたいことがありました。

 

(つづく)