今日も私のブログを読みに来てくださってありがとうございます^_^

今回の内容は私の過去のできごとなども書いていていろいろ感じることがあるかもしれません。
不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、どうか最後まで読んでいただけると嬉しいです。
私のこの言葉が必要な方に届きますように…













先生から「疑いのある部分からまわり2ミリほど外側に切り取ります。
痛み、痺れ、ケロイド、つっぱり感などが起きる場合があります。
比較的簡単な手術ですが、容態が急変して亡くなってしまうことは0ではありません。」といわれ、私は「はい。」というのが精一杯だった。

そっかぁ。手術を受ける人はみんなこんな覚悟もちながら受けてるんだ…。経験して気付くこと。


誰でも死は訪れる。わかっていたはずなのに…急に目の前に突きつけらて怖くなる。
いつまでも、こうやって生きていられると何の根拠もないのに思ってた。でも、もしかしたら人は明日死ぬかもしれない…みんないつか訪れる死に向かって生きている。生きているのは当たり前ではない。

最近三浦春馬君が亡くなった。
私もかつて考えたことがあった。
父が病気になり、性格も変わってしまい、優しい父はもういない。お酒に溺れ、暴言を吐き、私達を追い詰めた。その頃私は中学受験真っ最中。
遊びたくても遊びに行けずストレスが溜まる一方。勉強ばかりしてるから仲良しのお友達とも会話が噛み合わなくなってきて。
受かった中学でも学校に馴染めず、父の病状は進み、父の性格は荒れ果て、毎日暴言をはかれ、家にも居場所がない。
私の自己肯定感は約5年間で完全に消え果てた。
もう死にたい。
あのときは本当にそう思ってた。
そんなとき、仲のいいお友達が自殺した。
私はずるい。って思った。
ここから居なくなってしまいたい。
楽になりたい…でも私は死ぬことができなかった。怖くてできなかった。

私は生きることを選んだ。

あのとき生きることを選んでいなければこんなに幸せな今の日常もなかった。
主人との出会い。
息子にも恵まれたこと。
自分の子供がこんなに愛おしいこと。
あのとき自分の体を手放してしまっていたら得ることができなかった幸せ。

もう一度いうけど、人はいつか死ぬ。
死にたくないって思ったとしても。
だから、今苦しくても生きてほしい。
きっと想像もできない幸せが待ってるよ。













看護師:普段アクセサリーはされていますか?

私:基本的には結婚指輪だけです。

看護師:そうですか。全て外してきてくださいね。

…足の裏なのに指輪もだめなんだ。
これ、私にとってはお守りなんだけどなぁ。
死んだら何もあの世には持っていけないというけれど、結婚指輪くらいはつけていきたいな…

私:…はい。わかりました。

看護師:若いから入れ歯とかないかな?もしあったら外しておいてね。

私:何も入れてないです。

看護師:お化粧もしてこないでね。手術服に着替えてもらうから着替えやすい楽な格好で。後、包帯でだいぶぐるぐる巻きになるから、余裕のある大きめのサンダル持ってきてくださいね。

私:はい…

え…そんなにぐるぐる巻きにされるの?

看護師:感染症などがないかの血液検査をするのでこちらに行ってくださいね。手術する方には全員受けてもらってます。

私:はい。













血液検査を待つ人はたくさんいて、看護師さんがテキパキと働いている。
あの人血抜くのうまそうだなぁ。あの人がいいなぁ…
そう思っていたら、その看護師さんに呼ばれた。

看護師:○○○番の方こちらにどうぞ〜

何度受けても苦手。見ないように目を逸らす。
あっという間に終わった。
想像通りとっても上手だった。












無事家に帰宅。
手を洗って真っ先にチャッピーの元へ向かう。
究極の癒し。
張り詰めていた心が緩んで少し楽になる。













しばらくして息子が帰ってきた。

私:ママ23日手術することになったの。ちょっと足の裏に悪いでものできたかもしれへんからとっとくわ。

息子:ふーん。そうなん。とったら治るんやろ?

私:うん。頑張るわ( ´∀`)

息子には心配させるから深くは語らないでおこう…そう思ったとき、中学時代の私が何も話してくれなかった父、母、に抱いた不信感を思い出した。私が子供だから話してくれなかった?私は話して欲しかった。
子を持つ母となり子供が中学生になった今になってやっと、父が肝硬変そして癌を患ったときに父や母も今の私以上の不安と悲しみを抱えていたことだろうと気付く。
息子と昔の私が重なる。
あの頃は父や母の気持ちなんて考えることすら出来なかった。心に寄り添うこともできなかった。
未熟過ぎた…
もし、本当に悪性と判断された場合は息子にもちゃんと説明しようと思った。












主人には書類を見せながら話をした。
「そっか。大丈夫やって。とったらおしまい。あっという間に終わるよ。頑張ろうな。(๑˃̵ᴗ˂̵)」
彼はとっても楽観的。いつもその性格に救われる。

それから手術当日まで悪性疑いの腫瘍のために不安な日々を過ごすのであった…

次回へ続く。