ガウデーテ イン ドミノ 「主において喜べ」
これは、世界平和記念聖堂、広島のカテドラルである幟町教会の小聖堂の入り口に刻まれた言葉です。
朝ミサに預からせていただき、原爆で命を落した方々のために永遠の生命の安息を祈り、この日の午後は似島ニノシマに行ってきました。
広島の「宇品港」は太平洋戦争中、多くの軍用船が出入りした港で有名です。
また、8月6日の原爆投下によって被爆した多くの人が、この港から避難し、島に運ばれて行った港でもあります。
似島もそのひとつで島には戦争の跡を残した場所があります。
当時の港から少し離れた場所に今の新宇品港があり、似島フェリーで宇品港から20分で行くことができます。
フェリーが出航してしばらくすると、見えてきました。富士山の形に似ているので、似島と言われたそうです。
↓似島の桟橋に着くと、のんびり猫のお出迎え
似島は豊かな自然を楽しむ人が多く訪れるようになっているようで貸自転車もあり
戦争の跡を辿ろうという人は少ないみたいですね
きく人も見当たらない島の中を、看板を頼りに進みます。
峠を越えて、島の反対側の海が見えてきました。向こうは海軍兵学校のあった江田島かな・・・
坂を下り、小学校の向こうが慰霊碑のある場所です。たぶん
残念だったのは、看板が、台風のためか倒れたままになっていて
資料を展示した小屋も、中は半分倉庫のようになってしまっていました
遺骨が発掘されたのは平成16年のことなんですね。
似島には、原爆で孤児となった子供たちの施設も造られ、子ども達が過酷な生活をした場所もあります。
↓広島の原爆前の写真がいかに無残に消えてしまったかがわかります
そこに似島学園のことも書かれていました。
今は静かな島
大急ぎで18時の船に戻り、この日は夕暮れクルーズとなりました
似島の慰霊碑にさようなら
島に運ばれて亡くなった少年、人々の強い想いが「平和を」と手を振っているよう
宇品港
↓このバームクーヘンは、似島に捕虜収容所があったため伝えられたというもの。
広島の記事が続きますが、読んで下さりありがとうございます
ウイルス感染が一日も早く収束しますように
体調の悪い方々の健康回復をお祈りいたします