フランシスコ教皇の『ラウダート・シ』を読みました。
本を読んで、これほど感激したことはありません!
(「わたしの主よ、あなたは称えられますように」)
アッシジの聖フランシスコの「太陽の讃歌」からの引用である、この言葉で、本書は始まります。
フランシスコ教皇 → アッシジの聖フランシスコ → 自然を愛する
つながります納得 *購入のリンクはしていないので別途検索してください
*アッシジの聖フランシスコは映画『ブラザー・サン、シスター・ムーン』としても紹介されたキリスト教の聖人で、イタリアの裕
福な家に生まれましたが、財産を捨て、貧しい人々ともに神を賛美して生きた人です。特に自然を愛し称えました。「平和を
求める祈り」が有名です。
*教皇フランシスコは、2013年3月13日に選出され4月からカトリック教会の教皇として在位にあるホルヘ、マリオ、ベルゴリ
オのことです。 (公開中の映画『ローマ法王になる日まで』ではベルゴリオと呼ばれています。) 教皇に決まった時に、「貧
しい人を忘れない、平和の人、自然を愛した」 との理由から、教皇としての呼び名を、アッシジの聖フランシスコにちなんで
名乗ることにしたそうです。(『教皇フランシスコ講和集1』より)
本書の概要は、すでにご存じの方も多いかもしれませんが、環境汚染、さらに環境破壊について、”現在の生産消費モデルを持続していくならば、自然への影響は悪化し続ける”としてストップを呼びかけています。地球温暖化による自然の変化は、動植物だけでなく人にも影響を与えており、利益優先によって起こっている問題は数えきれないとして、それらの問題を、具体的に挙げて書いています。
内容は、ぜひ本を読まれ、フランシスコ教皇の熱とともに、理解していただくのがよいと思います
そしてそのストップの責務は、神様の創られた自然を 愛さなくてはいけないという意味で、特にクリスチャンに求められることだとして 自覚を促しています。
(信者に向けた回勅ですから、クリスチャンに求めているわけですが、もちろん政治家や、すべての人に
責任があるという願いもこめられていると思います。)
感想になりますが、
今、日本のあちらこちらで起こっている、そして止めようと叫ぶ人がいても
止められずにいる 問題が頭に浮かんできます。
沖縄のサンゴも温暖化で枯れるだけでなく、基地を建設してしまうんだなあ、とか、
植林も自然の再生ではなく、材料として売れるものだけ植えているなあ、とか。
リニアモーターカーが「すごい」と、誰もが期待の方向に気持ちを向けますが、一方では、山々にトンネルを延々と通し、その近辺では、河川の水が減ってしまうなどの懸念もあるそうです。破壊の程度と利便性とのてんびんなのかもしれませんが、自然が被る被害はあまり知らされませんね。
東京の周りを大きく巡る圏央道も、自然を守りたいとする地域住民の意見もあったようですが、経済発展(?)が優先されました。東名、関越、東北と高速道路が都心を通らずにつながり、流通はスムースになったことでしょう。私も便利になったと思っている一人ですが、通るたびに反対もあったことを思い出します。フランシスコ教皇は、自然への影響は検証されることも少ない(ない)と語っています。
リニアモーターカーも、中部東海地方を駆け抜けます。自分の中を、ものすごい勢いで通過する物体に、山々はストレスをかかえないでしょうか。
他にもたくさんあることでしょう。原発の海への高温排水で海水温が上昇し、海に変化がおこるとことを報道した番組を、以前見た記憶があります。それもほとんど問題にされていないですね。
九州の皆さん、どうなっていますか?
温暖化の影響は、言わずもがな、です。
昆虫や植物の生息域の変化は、日本は縦に長いので、「だんだん上に来ている」等とわかりやすいこともありますね。ただし、それはもっと複雑に、私たちが気づかないほど、静かに、
徐々に徐々に現れて来ているのだと思います。
(わたしたちにできることは 祈りくらいですが、ブログに書くのもいいかな、と思い切って書きました。)
この本には、紹介したい、いくつもの素晴らしいセンテンスが出てきます。引用を控えますが、最後に
本書にあった、「わたしたちの地球のための祈り」と「被造物とともに捧げるキリスト者の祈り」のうちから後者を紹介したいと思います。
「被造物とともに捧げるキリスト者の祈り」
聖霊よ、あなたはその光によって、この世界を御父への愛へと導き、苦しみにうめく被造物に寄り添ってくださいます。あなたは、また、私たちの心に住まい、善をなすよう、私たちを息吹かれます。
あなたは称えられますように。
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
排水をきれいに・・・ということで、使っている洗剤を紹介します
相模湖での水質汚染対策で開発されたものでアクアナノクリーンという洗剤です。使っていると、排水溝のカゴに、ぬめりがなくなります。一般に売られている洗剤にすると、すぐにドロドロっとなって、さらに強力洗剤を使って落とす の繰り返しになるので、もう10年くらい(もっとかな?)使っています。
泡は少ないですがエコならばですよね。
ぬめりがきらい、と言う方、試してみては?
1か月使えば変化がわかるでしょうか。もちろん、掃除は必要ですけれど、楽です。
株式会社エコナノクラブの説明
リンク↓
http://www.econano-club.jp/hpgen/HPB/categories/11201.html