うちの不登校引きこもりの息子は、「学校に行くな」という言葉を私が言うととても嫌がり、荒れ、元気になっていくどころか、年々どんどん元気をなくしていきました。
<解説>
>「学校に行くな」という言葉を私が言う
息子さんの心が元気なら、この言葉は息子さんの学校に行きたいという本能を否定することになります。息子さんの心の状態によっては息子さんの心をとてもつらくします。このブログでは、このようなお子さんを対象にしていません。「がっこうにいくな」という言葉が子供の学校に行きたいという意思を否定して、學校に子供が行かなくなると心配する大人は、子供の学校に行きたいという本能の大きさが、「學校に行くな」という子供の意志とは比べ物にならないぐらいに、大きいことを知らない人の発言です。
心が元気な子どもと母親が考えている子供に、「學校に行くな」と母親が言った場合、多くの子供はこの母親の言葉を無視して學校に行ってしまいますが、一部の子供ではこの時とばかりに学校を休んで自分のやりたいことをやってしまいます。けれどそのやりたいことを終えると、子供はある時間をおいて、學校に行ってくれます。また一部の子供は安心して?不登校になります。この場合は、子供の心が元気だと考えていた、母親の判断が間違えていたことになります。
子どの心が不登校で辛いなら、息子さんの心には、学校に反応をして子どもの心を死ぬほど辛くするトラウマがあり、そのトラウマが反応をしているか、敏感に反応をしやすい心の状態です。子供が不登校になるには、子供が学校に行きたいという本能より、子供が学校を拒否するトラウマの反応がはるかに強いという意味です。母親が不登校の子供に「學校に行くな」と言った言葉はトラウマが反応をする登校刺激を否定しているのですから、その分登校刺激を弱めます。登校刺激を受けた時、その分心がつらくなりません。
>とても嫌がり、荒れ、元気になっていくどころか
息子さんにとって「學校に行くな」という言葉が息子さんを辛くいしたと母親が理解したという意味に取れますが、子供の心の仕組みから、上記のように、子供の心を楽にしたはずです。それなのになぜ子供の姿がこのようになったのかを、次回にお話しします。