>次男が中3、娘が小6、長男が高3の時から、順に不登校になりました。
このような家庭の場合、母親は自分の子育てが間違っていたのではないかと考えがちです。学校の先生方や周囲の大人たちは、家庭のあり方が、子育てのし方が 間違っていたと、指摘することが多いと思います。これらの人は大人の心で考えていて、 「子どもの心が大人の心と大きく異なっている」 ことを知らない人たちの話です。ただし悲しいことに、このような大人の心からの考え方が社会常識になっています。教育関係者の共通認識になっていることです。
不登校とは 「子供が学校に行かない子供の姿」 ことです。そのうちでも、理由もなく子供が学校行かない場合、周囲の大人がその原因に気づかないか気づいても間違った原因で理解している場合です。子供自身もなぜ自分が学校に行けないのかわかりません。学校に行かなくてはいけないという知識を持っていても、体が学校に向かって動かない場合です。それでも 「子供が無理をして学校行こうとすると、心のつらさから荒れたり、問題行動したり、心の病の症状を出してしまう場合」 です。
この家族のように 家族3人が 不登校になってしまうということを、多くの大人は 家庭に原因があると考えがちです。結果的に、確かに家庭に子供たちが不登校になる原因ではなくて、不登校になる要因があったのかもしれません。ただしそれは 子供たちを不登校にさせるという意味ではなくて、子供たちが不登校の心になったときにその不登校になった子供たちが逃げ帰れる家庭であったという意味です。子供たちが家庭に逃げ帰っても子どもたちの心が守られるかどうかはまた別の問題です。どこの子供たちが勝手に逃げ帰った時にような対応の仕方は、常識に反するところが多い からです。