>登校拒否を生まないために少々の事では傷つかない子どもに育てるには親はどうしたら良いのでしょうか⁈
との質問を受けました。
答えは私のいろいろな文章や本で述べてきたことです。其れを短い文章で述べることは難しいので、何回かに分けてお話しします。

まず第一にお伝えしたいことは子どもには本能があります。
1)母親を大好き
2)同年代の子どもを求める
3)新しいことを知ろうとする
4)与えられた環境に順応しようとする
この本能から子どもは学校を大好きですし、学校を求めようとします。ですから子どもはその本能からでは登校拒否、その結果として不登校になりません。ここで登校拒否とは、子どもの心に、「学校に反応をして子どもの心を辛くするトラウマFCRができる(以下トラウマと簡単に表現しておきます。多くの人がトラウマという言葉と若干の意味合いが異なります。脳科学的には、恐怖の条件反射です)」 ことです。不登校とは子どもが学校に行こうとしないことです。現在の子どもの不登校の大半は、登校拒否を生じて、その結果不登校になっています。

就学以前に、学校以外の物に反応をするトラウマがある子どもは、心の辛さにとても敏感です。ですからその心の辛さを弱めてくれる母親の存在が学校内でも必要になります。