息子は毎日のように、2時間くらい散歩していました。ラジオを聴きながら、歩きながらするゲームをしていました。ちょっと前から足が痛いというようになり、病院に行こうかなとどうしようかなと言ってました。その後、散歩は足が痛いからやめていました。2,3日散歩を休んだころ、「めまいみたいになった」「頭の中があつい感じがする」「何かな、起立性調節生涯かな。」など言っていました。
いろいろ症状について言ってくるので、母親は聞いているつもりでしたが、「3秒すって6秒はくといいらしいよ」と言ってしまいました。息子はなんどか試して「少しよくなったかも」とその場で言いました。その後症状について調べ、病院に行くかも悩んでいましたが、4日前に「病院へ行く」と決めたようだったので耳鼻科と整形外科に送迎だけしました。病院へは一人で行きました。
耳鼻科はメニエルの薬を念のために出すから2週間後に来るようにとの事でした。低音の聞こえが少し悪いそうです。整形外科は、1週間ほど歩くのを休めばよいとの事でした。
そして今日ですが、「昼間1時間ほど寝ていたら目が覚めて、起きてから顔の左側の動きが悪い気がする」と言ってきました。病院に行った方がいいのか、気のせいなのかとずっと迷っていました。
今日は主人もその場にいて「行くか行かないか早く決めろ」と言ってきたので、私も待つことが出来ず「迷ってる時は病院に症状を伝えて受診した方がいいか聞くといいよ」と言ってしまいました。それからしばらくして、「お母さんが電話して」と言われたので私が電話して、受診することになり、連れていきました。脳神経外科の救急へいきましたが、受付以外はすべて息子がやりました。МRIは異常なしでした。
ただ、食欲も減っているし、寝付けないこともあれば、寝ていても何度も目が覚めることもあるようです。耳鼻科の薬も1日3回ですが、時間を守ろうと必死に考えているようです。
あと、旅行の話をしていた時、車で旅行するのはトイレが気になると言ったり、お風呂も最近は入らない日が出てきました。息子はなにか追い詰められているんじゃないかと、とても心配になります。
あと、私の心にずっと引っかかっているのですが、高校を辞めるように言う時「したくない勉強にお金使うの勿体ないでしょ。好きなことにお金使ってほしい」と話したんですが、この言い方が悪かったような気がずっとしています。息子が不登校になってから、いろんな本をよんだり話を聴いたりする中で、私は子供達によくないことばかりしていたと後悔するばかりです。
<解説>
>息子は毎日のように、2時間くらい散歩していました。
この一行から常識的に判断すれば、息子さんが元気になってきていると理解されます。けれど、このMSGの息子さんの姿から、息子さんは~しなければならないという思いがあるようです。それは強くないですが、自己否定をしているのです。自己否定をする原因の多くは、御母様と息子さんとの間に信頼関係が不十分なことから生じています。心のエネルギーが弱いけれどありますから、御母様は息子さんを心が辛い子供だと気づかれていないようです。
>いろいろ症状について言ってくるので、聞いているつもりでしたが、「3秒すって6秒はくといいらしいよ」と言ってしまいました。
共感とスキンシップでお子さんの話を傾聴しておけば良いです。傾聴です。アドバイスをしない方が良いです。御母様は子供のためにと思ってアドバイスをしていますが、息子は辛いから御母様にその辛さを知ってほしいと、無意識に訴えています。常識とは異なって、この御母様のアドバイスは息子が辛い思いをしていることを否定することになります。益々息子は辛くなってしまいます。但し息子は御母様から否定されたと理解しません。ただ理由もなく心が辛くなるだけです。
>耳鼻科と整形外科に送迎だけしました。病院へは一人で行きました。
心のエネルギーが少ないけれどありますから、その範囲で、それで良かったです。
>低音の聞こえが少し悪いそうです。
>整形外科は、1週間ほど歩くのを休めばよいとの事でした。
医者の立場からなら、このような診断になります。息子に病気はなくて、心が辛いと訴えているだけ、辛いから自律神経症状を出しているだけです。但しこの事実を御母様は理解できないでしょう。しかし息子を守るために、現時点で御母様はその診断と息子を関連付けないで、傾聴、共感とスキンシップだけで良いです。
>病院に行った方がいいのか、気のせいなのかとずっと迷っていました。
共感とスキンシップだけで良かったのですが、どうしても提案をしてしまうという、御母様の常識が機能をしてしまうようですね。その常識からの御母様の思いが、御母様が言葉にしなくても、息子さんに伝わっています。それは今まで御母様の傾聴が出来ていなかったからです。
御母様が常識を捨てて、傾聴、共感とスキンシップに徹底してくださると、息子の心は割と早く元気になっていくと思います。
>今日は主人もその場にいて「行くか行かないか早く決めろ」と言ってきたので、
父親が常識的な発想をするのは、社会活動をしてお金を稼いでいるという意味で、仕方がないことです。
>私も待つことが出来ず「迷ってる時は病院に症状を伝えて受診した方がいいか聞くといいよ」と言ってしまいました。
御母様の傾聴ができていません。先回りをした対応をしたことになります。
お子さんに登校刺激がある可能性があるか、~をしなくてはならないという思い=自己否定が機能をしている心の状態です。
心が元気な子供には、このような対応でも良いですし、良い場合もあります。
>「お母さんが電話して」と言われたので私が電話して、
この対応自体はそれで良かったのですが、その前に御母様が常識的な言葉を言われたので、お子さんの不安を増強したのかも知れません。御母様の言葉が逆効果になった可能性を考えます。
>脳神経外科の救急へいきましたが、受付以外はすべて息子がやりました。МRIは異常なしでした。
登校刺激、又は自己否定からの心の症状(自律神経の症状)を出しているだけで、息子の身体に病気がある症状ではありません。
>耳鼻科の薬も1日3回ですが、時間を守ろうと必死に考えているようです。
御母様から、ありのままの息子さんの姿を認められていないという意味です。ありのままの息子さんを認められたら、このような息子さんの症状はなくなります。今後の御母様の対応の再検討をよろしく御願いします。登校刺激を取り除くこと、自己否定を自己肯定感に変えるための対応をお願いします。
>あと、旅行の話をしていた時、車で旅行するのはトイレが気になると言ったり、
>お風呂も最近は入らない日が出てきました。
登校刺激と自己否定、それは御母様とお子さんとの間の信頼関係、という観点から対応を考えて下さい。
>息子はなにか追い詰められているんじゃないかと、とても心配になります。
登校刺激か御母様とお子さんとの間の信頼関係が不十分という意味です。御母様が未だお子さんの心に沿った対応ができていません。
>あと、私の心にずっと引っかかっているのですが、高校を辞めるように言う時「したくない勉強にお金使うの勿体ないでしょ。好きなことにお金使ってほしい」
>と話したんですが、この言い方が悪かったような気がずっとしています。
他だ単に学校に行くな、家で楽しく過ごしてほしいとだけ、繰り返し言われてください。理由をつけるとお子さんの心の否定になります。
>息子が不登校になってから、いろんな本をよんだり話を聴いたりする中で、私は子供達によくないことばかりしていたと後悔するばかりです。
常識からの後悔では息子さんの心を守られません。常識も後悔も捨てられて、今から息子さんの心に沿った対応をお願いします。息子さんの心に沿った対応とは、
傾聴、共感とスキンシップ、息子さんからの要求を、即座に、100%だけ、御母様の笑顔で答えることです。