>「娘の心がこれ以上壊れないようにするためにはどうすればよいかを考えて行動を選択していた」という。

娘の心がこれ以上壊れないようにと、精神科医の父親が行っています。娘の心が物理的に壊れているのではない、親が希望するような行動を娘がしないばかりか、親が嫌がるような行動ばかり?をするという意味です。その原因として、脳科学的に(精神医学は人間の脳の機能に沿った考え方をしないで、自分たちの経験、常識からの作話をしてしまう傾向があります)、娘の情動に強い回避系の刺激が加わり続けていたと言う意味です。娘の情動に回避系の刺激が加わっていなかったら、娘は親に対して問題行動をしなかったはずです。その回避系の刺激とは、あくまでも私の推論ですが、父親の娘への対応だったはずです。父親だったから娘は直に父親に問題行動をしないで、父親の周囲への問題行動をし続けていたはずです。それを父親は娘の心が壊れたと理解したのでしょう。

父親は精神科医ですから、娘の心が壊れたという言葉の意味に、娘が精神疾患の状態だったと理解していた可能性があります。そして娘に向精神薬を飲ませようとしていた可能性があります。娘が向精神薬を飲んでくれていたら、娘の激しい父親への怒りは薬で抑えられて、無感情な、無反応な、娘で終わっていたかも知れません。しかし娘はきっと薬を飲むのを拒否を続けた可能性があります。娘の辛い心を否定し続けた父親に暴力的に荒れたり、問題行動をし続けて、父親には娘の問題行動に従うしか方法がなくなっていたのでしょう。父親は自分の精神科医としての知識が通じない娘に、ほどほど困っていたと推測されます。

人の心を知っているつもりの精神科医の父親。しかし子どもの心を知らない父親、この事実がこの事件を起こした可能性を推測します。

全て私の推測の範囲からの勝手なMSGです。きっと娘は事件についての断片的な記憶は残っているでしょうが、詳しい記憶は残っていないはずです。その結果として事件の本質は分からずじまいになってしまうと思います。