とても参考になるメールを受け取ったので、紹介させていただきます。

<メール>

鈴木さんは今、美子さんの家で甥っ子たちの面倒を見てます。
明くんと進くんが、一台しかないゲーム機を交代で使ってるようですが、昨日は明くんが鈴木さんの前で泣いたそうです。
友達の家は2台ゲーム機を持っているし、宿題が終わったら4時間もゲームができると言ったそうです。
それで鈴木さんはゲーム機を一台買ってあげたいと話したそうです。
鈴木さんは今、持病があって3時間じっとするのが苦痛でたまらないと言ってたので、何か自分にとって楽しいDVDでもみながら、気持ちをそっちに集中させたらどうかと言ってみました。そして我が家にあったDVDを貸してみました。
すると大成功でした。二人の甥っ子さん達の面倒を見るのが、苦にならなかったそうです。

<解説>

>鈴木さんは今、美子さんの家で甥っ子たちの面倒を見てます。
>明くんと進くんが、一台しかないゲーム機を交代で使ってるようですが、昨日は明くんが鈴木さんの前で泣いたそうです。
>友達の家は2台ゲーム機を持っているし、宿題が終わったら4時間もゲームができると言ったそうです。
>それで鈴木さんはゲーム機を一台買ってあげたいと話したそうです。
勿論ゲーム機は二台必要ですが、美子さんが決めることです。美子さんがお子さん達のために買ってあげたいと思うように、対応をしてからだと思います。その様に美子さんを説得してからで良いです。
子供をどのように育てるか、躾けるか、それは母親の責任です。他人の鈴木さんが決めることではないですが、今の子供達には友達づきあいのために、ゲームが必要です。ゲームがないと子供同士の会話の中に入っていけません。クラスの中で孤立してしまい、クラスの中で辛い思いをすることになります。
勿論一台のゲーム機を兄弟で上手に使い分けられるのなら、それで良いのですが、やはり一代しかないことでお子さん達が不満を持つなら、可能なら二台あった方が世です。各二人のお子さん達が納得する時間ゲームを楽しんで、心を元気にして学校に行った方が、学校生活で何かと良いです。
もし美子さんが良いと言われたなら、何か理由をつけて、プレゼントという形でゲーム機を買ってあげると良いと思います。

>鈴木さんは今、持病があって3時間じっとするのが苦痛でたまらないと言ってたので、何か自分にとって楽しいDVDでもみながら、気持ちをそっちに集中させたらどうかと言ってみました。そして我が家にあったDVDを貸してみました。
これは先周りですね。しかし大人には、その状況に応じて先周りが可能です。心が辛い子供には、そして心が元気な子供にも基本的に、先周りをしない方が良いです。ただし心が元気な子供で信頼関係があるなら、先周りも可能です。心が辛い子供では、先周りはその子供の否定になります。今のその子供ではいけないという意味になりますから。心が辛い子供では、心が辛い上に、先周りによる否定が相乗効果を示して、ますます心が辛くなってしまいます。

>すると大成功でした。二人の甥っ子さん達の面倒を見るのが、苦にならなかったそうです。
>その経験から、鈴木さんは自分も辛い治療に楽しいことが役立った、学校が辛い子供たちにも楽しいことが必要じゃないかと訴えたそうです。
楽しいことがいかに大切かと言うことを、身をもって感じられたのですね。その経験から、美子さんの母親と、美子さんに楽しさの意味を伝えて下さると良いのですが。ただし二人の甥御さんに伝えると、それは先周りになります。母親の対応を変える変えるという意味で、大きな意味があります。