引きこもりの大人への援助(社会の中で職場を与え、居住をするためのスペースを与える)は、

心のエネルギーが0付近からマイナスの人には、援助を行ってはならない
心のエネルギーがプラスなら援助を行える。
 その援助が引きこもりの大人の心に沿っていれば、援助を行う意味がある
 その援助が引きこもりの大人の心に沿っていなければ、直接援助を拒否されるか、よい子を演じた後に拒否をされる

援助が引きこもりの大人の心に沿っているなら、就労は可能になるが、就労先にその大人にとっての辛さがあったなら、就労は続かなくなる。それでも就労を要求すると、その辛さの結果心のエネルギーがマイナスになることもある。

援助が引きこもりの大人の心に沿っているなら、就労は可能になるが、就労先にその大人にとって喜びがあるなら、就労は続き、就労内容に発展性がある

引きこもりの大人への援助をするには、その引きこもりの大人の心のエネルギー、心の状態、つまり引きこもりの分類のどれに入るかを見極める必要があります。
単に援助を与えるのではなくて、その援助の内容に、その大人を否定する物があるのかないのかを、援助を与える人は見極める必要があります。その援助の内容が多くの引きこもりでない大人に否定がないと考えられても、その引きこもりの大人にとって否定が存在する場合が良くあるからです。

援助の内容にその引きこもりの大人にとっての否定があるかどうか分からないときには(多くの場合分からないのですが)、その時援助をする人は必ずその引きこもりだった大人のための逃げ道(就労を止めて引きこもりに戻るけれど、それを非難されない)を作っておく必要があります。