新しい科学技術に限らず、子どもの身の回りに新しい物が増えています。大人にとって新しくなくても、子どもの成長の過程で出会う物の最初は必ず新しい物です。子どもにとって新しいから、子どもはその扱い法、対処法を知りません。

子どもは大人と違って、子どもが持つ本能から、新しい物に興味を持ちます。新しい物を知ろうとします。それが子どもの成長にとても大きな影響を与えます。子どもでは避けて通れません。

 

子どもが新しい物に出会って、その新しい物をうまく利用できたら、それを利用して子どもなりの成長をします。その新しい物をうまく利用できなければ、その新しい物を放棄します。只その際に、子ども自身が辛い経験をすることになります。時には身体が傷つくことがあります。それを失敗と表現して良いと思います。

 

その問題点を、失敗を子ども自身で解決できたら、子どもはその経験を利用して、次の新しい物を上手に利用しようとします。子どもの能力が発展します。その意味で、大人から見てもんだいだと思われるその新しいことを、子どもが経験しようとすることを認めた方が、子どもの能力を高めることになります。