虐めを無くすることを主張する人が居ますが、子どもの虐めを無くすることは不可能に近いです。前回申し上げましたように、虐める子どもは自分が虐めていると感じていません。虐める子どもは楽しく遊んでいるだけです。その楽しく遊んでいる姿を他人が見たら、虐めていると理解できる場合もあります。しかし虐めている子どもについて、虐めだと証明するのは大変に難しいです。
虐めの現場で、虐めを止めたら虐めが無くなるかというと、そのときの虐めは無くなりますが、その後も虐めは続きます。繰り返される虐めを止めないと、意味が無いのですが、虐める子どもを虐めないようにするのは上記のように、極めて難しいです。
虐めは虐められる子どもが居るから虐めが成り立ちます。虐められる子どもを無くすると虐めは無くなります。それ故に虐めに気づいたら、虐められている子どもを虐めの場所から隔離する必要があります。隔離することで、その虐められている子どもについての虐めは無くなります。