昨日21日、検討会が行われました。今回は夫婦での参加が二組ありました。その際に、不登校について父親の役割が議論になりました。

 

父親として、不登校の子供の問題に関わりたいという希望が強く出されましたが、不登校の子供自体が父親を避けようとしている事実をなかなか理解してもらえませんでした。

 

不登校の子供が父親を避けようとする理由をいろいろと考えることができますが、理由は動であっても、不登校の子供が父親を避けようとする事実を尊重していく必要があります。

 

現実に父親が不登校の子供に関与すると、多くの場合子供の辛さが増強します。一見父親の関与で子供が元気そうになっても、それはそのとき限りのことで、父親が離れると、子供は以前よりもっと辛い症状を出してしまう事実があります。

 

不登校の子供に母親以外の人が関与しますと、うまくいったように見えても、子供は素直な自分の心を分厚い殻の中に隠して、その場限りのよい子を演じてしまいます。そのよい子もいつまでも続けられませんから、大変に難しい心の問題を生じるようになります。