子供は言葉を発しますが、その言葉はそれまでの子供が得た知識から、その場に見合った言葉を発しています。しかしその言葉に沿って行動をするという意味ではありません。基本的に、
1)子供は自分の心の奥底からわいてくる心のエネルギー、前記の子供の本能と、本能が働かないときは、習慣から行動をします。
2)体の内外から刺激を受けたとき、その刺激が子供にとって好ましいものなら、その刺激を求める行動をします。その刺激が子供にとって辛いものなら、その刺激から逃げます。
3)子供が自分が発した言葉から、または大人の言葉に沿って行動をするときは、その言葉と同時に与えられた褒賞を得ようとして、罰を回避しようとして、行動をします。
その褒賞とは多くの場合母親の喜びです。それ以外にも具体的なご褒美があります。母親がいない場合でも、母親に代わる人の喜びです。
その罰とは、程度の差はあっても、叱られると言う周囲の人からの対応です。
これらの三つが子供に作用をしあって、心が元気な子供はその時々にあった動きをします。