<質問>

ある引きこもりの子どもを持つ親からの相談です。子どもが今していることは、パチンコです。子どもも「自分で止めたいのに、止められない」と言っています。


<回答>

常識的には、パチンコ依存症と判断されるでしょう。子どもの立場から言うなら、今原因がわからない不安でとても辛いから、パチンコをしてその間だけでも不安を忘れているという意味です。

 

お子さんの立場から言うなら、得体の知れない不安を解消するにはパチンコ以外のお金のかからない楽しさを見つける必要があります。しかし今現在パチンコを止めさせられません。今のクスリによる治療は一時的にパチンコを止めさせられますが、医療が終わった後、もっとパチンコにのめり込みます。心が元気に生きようとする意欲も奪ってしまいます。

 

今の御母様はまず常識を捨てる必要があります。パチンコをやりたいだけやれば良いと言われてください。御母様も可能な限りお金を出すからと言われてください。もちろん御母様の懐と相談して、御母様の方でお子さんにその都度お金を渡してください。息子さんの要求するお金の全額でなくて良いです。ともかく息子さんのパチンコを御母様は問題視していないことを伝える必要があります。

 

息子さんが納得をしてパチンコをしていますと必ずパチンコを卒業してくれます。パチンコを止めなければならないという思いがあると、パチンコを止められないばかりかかえってのめり込んでしまいます。

 

パチンコをしている間に、息子さんなりの楽しさを見つけられるように、御母様に協力をお願いします。