子供が社会生活をするにあたって、その子供に立って嬉しいことも、つらいこともあります。
嬉しいことは子供にとって好ましいことですが、嬉しいことだけを繰り返すと、その嬉しいことはやがてそれはその子供にとって当たり前になってしまいます。嬉しいことでなくなります。子供の周囲の大人が子供に楽しいことをさせてあげようとする努力の意味がなくなります。一見このように考えられますが、実際はそれとは異なります。
子供が社会生活を するにあたって必ずつらいことを経験しますから、次に述べるつらいことを配慮して、大人は子供に楽しいことをさせてあげる必要があります。子供が社会生活をするにあたって必ず辛いことがありますから、必ず子供はつらいことを経験しますから、大人は普段から子供に楽しいことをさせて、子供が経験する辛さを相殺させて、無害化してあげる必要があります。
つらいことで子供が 恐怖の条件刺激や条件反射を学習しますから、基本的に子供にとってつらいことを避ける必要があります。しかし子供が社会生活する際には、必ずその子供にとって避けることのできないつらいことがあります。けれどつらいことを避けられらくても、その辛いことの後に楽しいことがあると、そのつらいことは相殺されて、なかったと同じになります。つらいことを経験した際に学んだ恐怖の条件刺激や恐怖の条件反射は、その楽しいことによって消失させることができます。子供が経験する辛さを無害化することができます。
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子供に大人の希望する知識や行動を身につけさせるには、恐怖を用いると可能になります。しかしその際に恐怖の条件刺激と条件反射を学習しますから、子供に関して絶対に避けるべきです。
とても大きな喜びを与えても可能ですが、とても大きな喜びを与え続けることは 実際上とても難しいです。喜びには慣れがありますから、とても大きな喜びを与えていたつもりでも その喜びの効果はだんだん弱まってきます。それゆえに とても大きな喜びを与えることを繰り返す、与え続けることはできません。
ただし子供にとっての喜びに慣れが無い喜びがあります。それは母親とのふれあいです。母親が子供に感じるよろこびです。この慣れがない喜びを与えられるのは母親だけです。または子供が母親をと認識する大人(代理母、子供との間に信頼関係がある)だけです。決して先生でもないし、子供の面倒を見てくれる大人でもありません。
心という意味で 赤ちゃんは延髄まで完成して生まれてきています。生まれてから 大脳辺縁系に母親の情動をしきりとコピーしています。赤ちゃんが母親以外の人と関わるようになると情動学習を始めます。条件反射を利用して知識を身につけて、同じ動作や行動を繰り返すことによって運動能力を身につけ、社会性を身に付けていきます。個性を持つようになります。
子供は 同年代の子供と 同年代の子供の集団を 本能的に求めます 。その結果 それは子供が 幼稚園や 学校に行きたがることになります 。子供が幼稚園や学校に行きたがらないのは 子供の性格に問題があるのではなくて 子供の性格を否定するものが 子供にとって つらくなるものが 幼稚園や学校内にあるという意味です 。 それは その時までの子どもの成長で身につけたものの可能性もありますが、それ以上に 幼稚園内や学校内に その子供心がつらくなるものがあるという意味です 。
幼稚園や学校 特に学校では 情動に結びつかない知識を学ぶ場所になっています。けれど 幼稚園や学校内に 子供つらくなるものがあると そこで得た知識は その程度は子供によって異なりますけれど 、 辛さという情動を伴った知識になってしまいます。幼稚園では 経験的にその事実を知っていて、子供に 辛さを与えないようにして知識を教えていますが、小学校になると その子供のテストの成績を上げるという意味で 教える知識に 辛さを伴うことが、学年が進むにしたがって 多いです。
最近の学校では学習の楽しさという点にも注目されていますが、一方では親の方で学校の成績を上げることに重点を置いている場合があります。その結果として 学校の成績を上げるために子どもの心のつらさにあまり配慮せず、子供がつらいと訴えても「頑張れ、頑張れ」と、子どものつらさを無視した対応が親により、教師によりなされているようです。
その結果として子供が良い成績を取ったとしても、その時子どもが身につけた知識には情動のつらさがともなっています。その知識を思い出した時には、その知識に辛さのqualiaをともなっています。その知識につらさを伴っているということは、その知識発展性がないという意味になります。現象的には知識の丸覚え、応用がきかない形の知識になります。
息子は外に出ないので服は最小限です。いつも同じ 擦り切れた 服を一日中着ています
先日、オンラインゲームをしながら、10年以上前に好きだったアニメの主題歌を歌っているのが聞こえました。成長どころか退行してる?とも感じました
なにかのきっかけで思い出してただ気分よく歌ってるだけなのでしょうね。
息子とそのアニメの思い出で語り合いました。
【解説】
>一方、息子は外に出ないので服は最小限です。いつも同じ 擦り切れた 服を一日中着ています
外に出ないからではなくて、衣服に必要がないから興味を持っていないのです。
>先日、オンラインゲームをしながら、10年以上前に好きだったアニメの主題歌を歌っているのが聞こえました。
息子さんの心に辛さがないこと。息子さんの心に強力な接近系 がないこと。つまり息子さんの心が落ち着いていると=心が平静、自然態ということです。推測ですが、息子さんが大きく動き出す前の、嵐の前の静けさという感じでしょうか。
>成長どころか退行してる?とも感じました
お母様は息子さんを否定的に見る瞬間があるのですね。瞬間ですから今の息子さんにそれほど悪影響を及ぼしませんが、今までの息子さんを苦しめた可能性はあります。
>なにかのきっかけで思い出してただ気分よく歌ってるだけなのでしょうね。
そのきっかけは息子さんの周囲にあります。一番の理由は、きっとお母様の姿が、以前の息子様のつらさを理解しなかった母様の姿と異なって、息子さんの素直な姿を認めてらっしゃるからかもしれません。息子さんの心は一時的に、そのアニメの時代に、楽しかった時代に戻れたのだと思います。それ程に今の息子さんの心は楽しいという意味です。いまのお母様の対応が良いという意味です。
>息子とそのアニメの思い出で語り合いました。
息子さんは楽しそうだったでしょう。その姿を見てお母様も嬉しかったと思います。それは息子さんが不登校になる前のお母様が 楽しく過ごしていらっしゃったということの他に、現在ではお母様の母性が充分に機能してると言う意味だと思います。そのお母様の嬉しさが今のお母様なら今後も続くはずです。息子さんは安心をして、しきりと自分探しをしているのだと思います。
現在中学一年生年齢の不登校の一人娘についてです。引きこもってはいません。
先週金曜夜に「どこか出掛けたい!」と言って来たので「新大久保の◯◯ちゃんの好きそうな韓国料理食べに行く?」と聞いたら「行きたい!」とのことで、翌日土曜に行くことになりました。
土曜の朝は娘は早くに起きて準備万端で私を起こしに来ました。食事の後韓国食材のスーパーを見たり洋服を見に行まいました。その頃から娘は買い物にあまり乗り気ではなさそうでしたが、スーパーでは好みのお菓子や中国のお菓子も見つけて興奮して買っていました。
しかし、翌日は元気が無さそうでした。夫が近くにいない時に2人でソファでお喋りしていると「今日(月曜)は午後からなんか落ち込んだんだよね〜。何でだか分からないんだけどさ〜」と言って来ました。私は「そっか〜、そうだったんだね〜。それは嫌だったね〜」と共感とハグや背中をさする等しました。
娘の調子が悪そうでしたが、勝手にお風呂掃除をしてくれたり、私にフルーツの盛り合わせを作ってくれたりというのはありました。また、月曜の夜になって「新大久保楽しかったー!」と明るく言って来ました。昨日はもう元の明るい感じの娘に戻っています。外出先で刺激があっての反応でしょうか?
<解説>
>現在中学一年生年齢の不登校の一人娘についてです。引きこもってはいません。
お嬢さんの心のエネルギーはかなり大きいですが、未だ登校刺激に反応する 心の状態のようです。
先週金曜夜に「どこか出掛けたい!」と言って来たので「新大久保の◯◯ちゃ
>食事の後韓国食材のスーパーを見たり洋服を見に行まいました。その頃から娘は買い物にあまり乗り気ではなさそうでした
この時点で お嬢さんは登校刺激を受けたのではないかと思います。その際の具体的な登校刺激が何か、このMSGから分かりません 。
>スーパーでは好みのお菓子や中国のお菓子も見つけて興奮して買っていました。
この時点で一時的に登校刺激は機能をしていません。
>しかし、翌日は元気が無さそうでした。夫が近くにいない時に2人でソファでお
>喋りしていると「今日(月曜)は午後からなんか落ち込んだんだよね〜。何でだか分からないんだけどさ〜」と言って来ました。
お嬢さんは気づいていませんけれど、登校刺激がわずかに残っています。
>私は「そっか〜、そうだったんだね〜。それは嫌だったね〜」と共感とハグや背中をさする等しました。
母親のとても良い対応だったと思います その結果として登校刺激からの反応の名残はほとんどなくなってしまいました。
>娘の調子が悪そうでしたが、勝手にお風呂掃除をしてくれたり、私にフルーツの盛り合わせを作ってくれたりというのはありました。また、月曜の夜になって「新大久保楽しかったー!」と明るく言って来ました。昨日はもう元の明るい感じの娘に戻っています。
どのような登校刺激があったのか メッセージから分かりませんが この娘の姿は 登校刺激によるものです。それ以外のものは考えられません。それに対してお母様の対応がとても良かったことで、登校刺激の影響はすみやかにお嬢さんから消失してしまいました。
>外出先で刺激があっての反応でしょうか?
今は 卒業や進学のシーズンです。そのことをお嬢さんは言葉にしないけれど、しっかりと意識しているはずです。そのようなお嬢さんが新大久保で、登校刺激になるような若い人たちを 見ました。その二つの要素が相乗効果を起こして 、普段なら登校刺激に反応しないお嬢さんでも、今回は登校刺激に反応したのだと思います。ただしその反応の程度は非常に弱いので、今年の3月4月は 若い人が集まるような場所にお嬢さんが積極的に行かないことをお勧めします。