2.の恐怖の学習からの不登校は恐怖刺激が分かります。わかりやすいです。その結果不登校になるけれど、恐怖刺激を取り除くことで、不登校問題を解決できます。そして多くの人はその方法を知っています。学校内にある恐怖刺激があっても、子どもを学校に行かせ続けると、子どもが学校内の恐怖刺激に反応を恐怖の条件反射を起こすと同時に、学校そのものを恐怖刺激として学習するようになります。それが繰り返されることで、学校に反応する条件反射が強まり、fecosを学習してしまいます。

その結果学校内の恐怖刺激に子どもが反応をすると同時に、学校そのものにも子どもが反応をして、2.の不登校が3.の不登校なのか、分からなくなってしまいます。現実に学校内の恐怖刺激に反応をしますから、子どもは2.の不登校と考えられてしまいますが、3.の不登校になっていることがとても多いのです。

3.のfecosが反応する不登校は、学校自体、学校という概念がふと以降の子どもにとって恐怖刺激です。学校で生じた辛い経験から恐怖刺激を学習しているのですが、学校で経験した恐怖刺激と直接関係ないので、当の子ども、親、教師を含めて全ての人がその恐怖刺激を知ることが出来ません。

3.の不登校の場合、2.の不登校の子供と解決法は基本的に同じなのですが、恐怖刺激に気づかない人、理解できない人には、その恐怖刺激を取り除けません。
それどころか恐怖刺激があることすら気づけませんから、なぜ3.の不登校の子供が学校に行けないのか理解できません。学校に行かない子どもがおかしい、普通の子どもが出来ることを学校に行かない子どもが出来ないことは病気では無いかと考えてしまいます。

 

常識的には、長男が勉強をしているのだから、その邪魔をしないように次男にさせることでしょう。次男に大声を出させないようにするのでしょう。長男の方の心を考えて見ます。親としてせっかく一生懸命勉強をしている長男の勉強を優先させたいという思いです。

現在の家の壁はかなり防音効果があります。次男が部屋で大きな声を立てても、その音はかなり弱まって隣の部屋に伝わります。ですから長男が本当に一生懸命勉強をしていたら、自分の部屋で聞こえる次男の声を無視できるはずだと思います。きっと勉強に集中できない何かがある、例えば勉強に行き詰まっているなどの問題点があるのだと思います。

長男の方の心を考えて見ます。長男は確かにうるさく感じたのです。長男の「うるさい」という言葉の裏に、今の自分のしていることに納得できない辛さを次男を利用して訴えています。今の自分が次男のことを許すだけ心の余裕がない事をお母様に訴えています。母親は次男の声が長男の勉強の邪魔をしていると言う事実だけで無く、長男が今勉強に集中できないという事実を理解する必要があります。この時点で長男は勉強が出来る状態ではない事を理解して、母親は対応をする必要があります。

 

ある母親からの質問です。

>長男は高校1年生です。次男は中学1年生ですが、中学校入学時から学校に行っていません。次男は部屋でゲームをして居ることが多いのですが、その際に大きな声を上げたり、笑ったりしています。長男が居ないときなら良いのですが、次男が大きな声を上げると、長男がうるさいと怒鳴ります。母親の私にも、どうにかしろと訴えてきます。次男に、長男の勉強の邪魔になるから、長男が居るときは大声を上げないようにと注意しましたが、次男はそれを無視しているようです。どうしたら良いでしょうか?

<回答>

常識的には次男を説得したり、次男を叱ったりして、長男の勉強に協力させるべきでしょう。次男が不登校で無ければこの対応でも大丈夫です。所が次男は不登校です。長男からの要求を優先することは、否定されることに影響を受けやすい次男を辛くします。次男の負という抗問題の解決を遅らせます。

また、長男からの要求を優先することは、次男に登校刺激を与えることになります。その登校刺激で次男はそれ以前よりより辛くなり、荒れたり、問題行動をする事があります。それだけで無く学校に反応をして子どもを辛くするfecosを強化して、不登校問題の解決を遅らせます。

不登校の子供がネットを楽しむことは、その間学校を忘れられるので、fecosを弱めていくことになりますから、可能な限り楽しませた方が良いです。それを制限するのですから、その意味でも次男の不登校問題の解決を難しくします。

 

基本的に母親は兄弟姉妹の間に入っていかない方が良いです。兄弟姉妹間で自発的に解消をする方法を見つけ出さしてあげるのが良いです。もちろん心が元気な兄弟姉妹間に母親が関わっても問題を生じませんし、社会常識はそれを求めて居ます。しかし心が辛い子どもが居る場合には、その社会常識は逆効果になることが多いです。

この長男の要求を母親は認める必要があります。何もしないわけに生きません。何もしないと長男からの信頼関係を失います。しかし常識的に母親の力で次男の楽しむ姿を押さえ込むのは、次男から信頼を失います。このことは多くの不登校の子供を持つ親の悩むところなのです。

長男の訴えを実現するために、母親は次男にすぐに関わる必要があります。時間をおいたらそれだけ長男からの信頼感を失います。母親がネットを楽しんで居る最中の次男に関わることは、次男にとって不本意なことですが、母親という特別な人からの依頼ですから、それ自体次男をそれほど苦しめることはありません。そこで大声をたてるという事実を伝えることは否定になりません。大声をたてるなと伝えると、それはネットを楽しんで居る次男の否定になります。

以前から申し上げているように、説得は相手の否定になります。大声を出さないように、説得することは次男のために好ましくありません。母親として大声を上げている次男を指摘することは次男の否定になりますが、母親からの指摘、母親からのお願いという場合には、次男が母親という強力な接近系を関しますので、次男への否定の影響が小さくなります。

 

ここでもう一度嫌悪刺激の学習の仕組みに戻ります。Aという教師の生徒指導の厳しさ、Aから体罰を受けると、BはAに恐怖の条件刺激を学習します。Bは教師Aを見たり意識すると辛くなります。このときBが恐怖の条件刺激として学習する物は教師Aですが、それ以外にその辛さを受けたときに教師Aの周囲にあった物に程度は弱いですが、恐怖を生じる条件刺激をBは学習しています。しかし程度が弱いので、Bは教師A以外に辛いものがあると気づかないのが普通です。

教師AによりBが辛くなったときBの周囲にあったものと、Cから虐めを受けて辛くなったときにBの周囲にあったもで共通する物は、 「学校」 です。誰も気づかないうちに、学校が辛さを生じる条件刺激=fecor担ってしまっています。

教師Aで辛くなる子どもBは、教師Aが居なければ、教師Aを思い出さなければ、辛くなりません。Bを虐めた子どもCが居なければ、Cを思い出さなければ辛くなりません。子どもBが学校を辛さを生じる条件刺激=fecorとして学習しても、学校を見なければ、学校を意識しなければ、こどもBは辛くなりません。所が親や教師や多くの人は、子どもが教師Aで辛くなることを理解できても、虐めた子どもCで辛くなることも理解できますが、学校で子どもが辛くなることを理解できません。それは教師Aが居ない状況下で、虐めた子どもCがいない状況下で、Bを学校に行かせようとします。所謂登校刺激をします。

学校を辛さを生じる条件刺激=fecor登校刺激を与えると学校で辛さを生じる条件反射=fecosを生じて辛くなる子どもが3.の不登校の子供です。親や教師、多くの人が子どもに学校に辛いものが無いから学校に行かれるはずだと考えて、学校に行かせようとします。そのために子どもBはとても辛くなりますが、親や教師、多くの人はなぜ子どもが辛くなるのか理解できません。子どもBを学校に貸せようとすればするほど、子どもは辛くなり、学校に反応をするfecosは強まっていきます。