不登校(問題)の解決とは
親はどのような姿の大人を目指して子育てするか

 

多くの親は(今の日本)子供の本能を利用して

•学校を利用する

•学校での成り行きに任せる

•子ども(多くの場合親)の希望、意思を叶えさせる

子どもが学校に行こうとしない場合、親はどうすれば良いか(不登校問題の解決法)を助言する(手助けではない)

1)子どもを学校に戻す(常識的な対応法)

2)学校を利用しないで、(子ども発の意思から)心が元気な大人にする(子どもの意思に沿った対応法)

 

注釈:心が不登校になってからの時間にもよるが2)が一番必要な時間が短い

不登校の子どもを元気にして、又学校に行ってもらえるようにする対応に、母親も疲れてしまいました。つまり母親が疲れて元気が出ないので、子どもはなかなか心が元気にならない、楽しくないのですね。母親はそばにはいませんでしたが子どもから見えるところにいたので、わたしが眉間にシワを寄せて嫌そうな顔をしたのを見たと思います。
母親は泣けてきて、その姿を子どもに見せたくなかったので、少しだけ買い物に行き、家に戻ると子どもがふざけて話しかけてきたですが、それがおかしくて思わず笑ってしまいました。そこでやっとハグができました。
子どもはお寿司を食べたいと言ったので、すぐ買いに行きました。おいしいと喜んで食べてくれました。大好きだよ、大事だよ、息子は息子でいいんだよ、と言って長くハグしました。その後子どもは明るく元気ですが、さきほどYouTubeを見ながら、これからどうすればいいんやろと、母親に言ってきました。好きなことして家にいたらいいよ、と言いました。

<解説>

>不登校の子どもを元気にして
不登校とは、不登校の子供の心に学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRあるから、登校刺激があると子どもの心は元気になれません。子どもの心を元気にするには、子どもから登校刺激を完全に取り除く必要があります。つまり不登校問題が解決するまで、子どもは学校に行けないばかりか、学校を意識してもいけないのです。

>又学校に行ってもらえるようにする対応に、母親も疲れてしまいました。
学校に行ってもらえるようにする母親の姿や対応自体が、不登校の子どもには登校刺激になります。つまり母親は不登校の子どもに学校に行ってもらえるようにと思って、不登校の子どもに学校に行かれない対応をしていると言う意味です。子どもとの信頼関係を壊してしまいます。

>つまり母親が疲れて元気が出ないので、子どもはなかなか心が元気にならない、楽しくないのですね。
子どもの心が大人社会に向かって成長するには、絶対に母親が、母親が居ないときには代理母が必要なのです。その母親とは子どもの今の姿を認める、子どもの心の辛さから守って上げる必要があります。そのために母親は子どもとの間に信頼関係が必要なのです。確かに母親が疲れていること、元気がないことを、子どもは自分が母親を苦しめていると理解しがちで、子どもの心は孤立しがちです。

>母親はそばにはいませんでしたが子どもから見えるところにいたので、わたしが眉間にシワを寄せて嫌そうな顔をしたのを見たと思います。
たまには仕方が無いと思いますが、その姿を子どもに見せない方が良いと思います。ただ、以下のMSGを読むと、そのお母さまの姿はお子さんにそれほど影響を与えているとは思えません。

>母親は泣けてきて、その姿を子どもに見せたくなかったので、少しだけ買い物に行き、
その対応はとても良かったです。今後も御願いをします。

>家に戻ると子どもがふざけて話しかけてきたですが、それがおかしくて思
>わず笑ってしまいました。そこでやっとハグができました。
お母さまを大好きだという、お子さんの姿です。

>子どもはお寿司を食べたいと言ったので、すぐ買いに行きました。おいしいと喜んで食べてくれました。大好きだよ、大事だよ、息子は息子でいいんだよ、と言って長くハグしました。その後子どもは明るく元気です
お母さまとお子さんとの間の信頼関係は、お母さまが思われているほど悪くないです。良いぐらいです。

>さきほどYouTubeを見ながら、これからどうすればいいんやろと、母親に言ってきました。
「何もやることが無い」という言葉と同じ意味で、今自分探しをしているが、それが見つからないという意味です。この年齢で自分探しは早すぎます。経験不足です。その早すぎる原因として登校刺激がどこかにある可能性があります。しかし見つからないのですから、仕方が無いです。今は楽しいことに没頭して心の成長を待つべきでしょう。今の時代、ネットの中で、自分探しが可能ですから。

>好きなことして家にいたらいいよ、と言いました。
この言葉も正解ですが、今のお子さんで良いよと言う言葉も付け加えてください。

子どもの不登校、引きこもりとは

 

•引きこもり(問題)とは、大人や子どもが家の外に、自分の部屋の外に出て行かないこと。

•子どもは、新しいことを知りたい、同年代の子どもと過ごしたい、与えられた環境に順応したい、母親を大好きだと本能を持っている。それ故に子どもの心が元気なら、子どもは基本的に家の中に引きこもることはない

•引きこもりの子供は家の外に、部屋の外に、出て行きたいけれど、それ以上に家の外が、部屋の外が辛いから、家の外に、自分の部屋の外に出て行かれない。不登校と共通する部分が多い

•大人の引きこもりには、子どもの引きこもりと原因が異なることが多いので、考え方が異なる。同じように考えることができない。

不登校、引きこもりの息子は9歳。不登校になって3ヶ月です。
>子どもは今日、何しても楽しくない、何ならもう嫌なんよね、と言いました。
>もう嫌なのは“生きるのが”、と言いました。
>わたしは好きなこと、楽しいことだけして過ごしてよ。
>好きなだけ家にいたらいいし、嫌なことはしなくていい。
>どこへも行かなくていい。
この言葉で正解です。

>母親は、これ以上どうしたらいいか分からないとも言ってしまいました。
この言葉は息子さんの今を否定する言葉になります。この言葉を言うと今までのお母さまの対応が台無しになってしまいます。
傾聴と、共感とスキンシップを忘れないでください。
其れ以外のことを言わないであげてください。

>わたしも疲れてしまいました。
不登校を否定的に見ると、母親も疲れてしまいます。お母さまが疲れたときには息子さんから離れて、お母さまも一息ついてください。ありのままの息子さんを認めようとする意欲が出てきたら、又息子さんのそばに行って、息子さんの辛さを受け取ってあげてください。

>だから子どもはなかなか心が元気にならない、楽しくないのですね。
そうではなくて、お母さまも子どもの傍にいるときは、一緒に苦しんで上げる必要があります。でも、お母さまがダウンをしたら、それは逆効果になります。

>何しても楽しくないというのは最近の子どもを見ていてそんな感じがしていましたが、今日子どもがその言葉を口にする少し前はタブレットでやっていたゲーがうまくいかなくて大声で怒っていました。
お母さまの共感の言葉とスキンシップがあれば、子どものその姿でも構いません。
ただ、このメールを読む限り、お母さまがついつい否定的に子どもを見ていらっしゃるように伝わってきます。何が起ころうと、お母さまだけは、共感とスキンシップだけです。このお母さまの対応が息子さんの心に届くには、息子さんの場合もう少しかかりそうですが、もう少しで届くと思います。

その根拠として息子さんは自分の感情をそのまま出しています。それをお母さまはとがめていません。それに加えて息子さんから荒れるなどの問題行動が無いからです。息子さんのお母さまへの信頼感が生じ始めています。

 

不登校とは

 

•不登校とは、子どもが学校に行かないこと(学校が無い国には不登校はない)

•不登校(問題)とは、大人が子どもに行くべきと考えている学校に子どもが行かないと、大人が理解すること

 

•子どもは学校に行きたがっている(学校に行きたいという本能を持っている)。心という意味で大切な子供の本能=生命とは、母親を大好き、新しいことを知ろうとする、同年代の子どもを求める、与えられた環境に順応しようとする。子どもは楽しいことをして、辛いことから逃げようとする

•不登校の子供は学校に行きたいけれど、それ以上に学校が辛いから、不登校の子どもは学校に行かれない

•不登校の子どもは何故学校に行かれないのか理解できない。大人が子どもに学校に行かない理由を聞いても子どもは答えられない。大人は子供が学校に行かれない理由を考えても、大人が考えたその理由はほぼ間違いなく間違っている。