ドラッグ・ラグね。

外国では使われているけど、日本では未だに承認されていない薬って、意外に多いそうです。

まあ、人種によって出る副作用の頻度が違うってこともあるので…。

すぐに承認とは行かないみたいですけどね。

ただ、治療現場では「武器は多い方が良い。」わけでして…。

迅速な承認は、絶対的に必要だと思いますね。


もう1つは、用量の問題。

外国の1日容量が日本より多いという問題。

例えば、メトホルミン(糖尿病用薬)は、昔は1日750㎎までだったんですよ。

メトホルミンの類似薬フェンホルミンによる乳酸アシドーシスが問題になったから上限が抑えられちゃった。

ところが、臨床実験によって「メトホルミンは、2250㎎までは大丈夫。」ってことになりまして…。

国内で用量増の承認を受けるより新しく導入した方が早い…ということでメトグルコという新薬扱いにしたのです。

(なお、高用量が認められているのは「MT」の名が入っている薬剤とメトグルコ。)


外国ではもっと容量が多く使われている…って薬には降圧剤のACE阻害薬もあるそうです。

今のところ薬剤メーカーによる用量増の動きは見られないですけどね。

(ARBの処方を増やした方が儲かるからと邪推してみるww)