オプジーボ。免疫チェックポイント阻害薬。一般名は「ニボルマブ」。

そうですねえ。まあ、小野薬品工業らしい薬だよな…と。

あの会社は、ニッチな市場に入り込むような薬の開発には長けていますからね。


私が最初に認識したのは、薬価が高いことでして…。

母が皮下注されているミルセラ注シリンジ250μgが40,994円もするんですけど…。

それ以上に高い。

薬価収載時には729,849円もしてたんですよ。

それが効能・効果拡大とか…。政策による薬価切り下げで…。

この11月から17万3768円ですって…。

凄い値引き率だよな。


効能・効果拡大について。

最初はメラノーマ(ほくろのガン。)だけだったんですよね。

症例が少ないので、最初の薬価が高くなったんですけど…。

効能・効果が増えたので、症例が増えたため薬価が下げられちゃった。


政策では…。

要は、医療保険を圧迫されたら困るからですね。

健康保険組合、ほぼ赤字ですから。

それと、外国との薬価差が大きかったこともありますね。

日本の薬価が高過ぎちゃった。


まあ、どちらにしてもガンの治療に選択肢を増やしたわけですから。

ノーベル賞にはふさわしい業績であります。