まあ、K君は一生懸命やったと思いますよ。

私が残していたノウハウに従ってやったけど、まず飲食店がアウト。

実際、飲食店って、そんなに数もなくてね。

医師から言われた私が強硬に交渉して開けて貰っただけだったんですよ。

本来は、勉強会の終了時間は、既に閉店時間なんです。


また、講師が我社の学術。それで何人も集まるわけがない。

ただの商品紹介に毛が生えた…って感じですもん。


会社のバックアップも私がやった時と段違いですわ。

私がやったときは、手伝いに来たのが課員全員に近かったもん。

それだけ講師の大物医師を連れ出すというメリットが大きかったんです。

鳥取県から山陰本線の特急に乗って大田市まで来られるのに、その病院の担当者が随行したことも大きかったし…。

鳥取県チーム側にも大きなメリットがあったはずです。

確か、講師料も別枠で出たんじゃあなかったかな。別申請で…。


K君に私が手伝えなかったのも申し訳なかったな…と思いますね。

それと、あれだけ「後の売上は問わない。」と言っておきながら「やはり勉強会で金を使ったからには。」と売上プレッシャーがかかりました。

多分ですけど…。所長が言ったというよりは、その上からの指示ではなかったかな…と思っています。


現場の判断と現場を知らない上司からの強制。

ホントにK君の防波堤になれなかったな…。