http://www.iza.ne.jp/topics/events/events-9382-m.html

平成28年4月1日からの「おくすり手帳」取扱い変更について、分かりやすい記事があったので紹介します。(いずれ消えちゃうんでしょうけど。)


いわゆる「おくすり手帳の自作」について。

ウェブ上でも多くの情報が紹介されていますね。

おくすり手帳と同サイズのノートを買ってきて、カバーを自作されるケースが多いようです。

私は不器用なので、リラックマを買いましたが…。

自分で好きなカバーを作られるのも楽しいのではないか…と思います。

どうも薬局で貰う「おくすり手帳」って、色気がないんだよなあ…。


おくすり手帳が出来たキッカケは「ソリブジン事件」なんだそうです。

この事件には、かなり複雑な経緯がありますが…。「おくすり手帳」の関連だけに絞ると…。

A医療機関で処方されたA剤。B医療機関で処方されたB剤。

そのA剤とB剤を飲んだ患者さんが、A剤・B剤の飲み合わせによって亡くなった…ということなんです。

それで、医療機関をまたいだ服薬情報の管理として「おくすり手帳」が考案された…ということですね。


その後「関西淡路大震災」「東日本大震災」で、処方箋の代わりに「おくすり手帳」での調剤が特例として行われ…。

「おくすり手帳」の有用性が再確認されました。


その他、「おくすり手帳」には重複処方を避ける等の利点があります。

うまく使えば、医療費も節約できるので、活用しませう。



ソリブジン事件⇒ソリブジン(抗ウイルス薬)と「抗がん剤」(この場合は、フルオロウラシル。)を服用した患者が死亡した事件。

ソリブジンの代謝物は、フルオロウラシルの代謝酵素を阻害する。そのため、フルオロウラシルの血中濃度が上がり、フルオロウラシルの副作用を増強する危険性がある。