我々も…。Hさんが覚醒された時に生還されることを信じた…。

だから、退院されるまでお見舞いに行くのを遠慮しました。

ご両親も「良くなったら電話する。」と言われていましたし、Hさんは喋れない状態なのは分かっていましたから…。


私には某病院に医師が入院したとき…。

お見舞いに行った経験がありますが…。

医師は私のお見舞いを歓迎してくれたのですが、本音もチラリと言われました。

「弱ったところを人には見せたくない。」

私は、Hさんも、そうなんだろうな…と思いました。

どうせ、何らかの障碍が残るにしろ、時間がかかるにしろ…。

退院して来られるのであろう…と。

その時に、笑い話に出来ればいいよね…と。


私は、無理にでもお見舞いへ行けば良かった…と後悔しています。

その時に面会を拒絶されても…。


それは、もう叶わないことなのですが…。