この三連休にイトコが年賀状を持ってくると思います。

イトコの息子が郵便局に勤めており…。年賀状のノルマがあるのなら付き合おう…と思って予約したのですが…。

イトコの電話では息子さんからは「会社としては助かる。」というニュアンスだったそうです。

どうも、彼は郵便ではなく簡易保険の方なので、ノルマらしきものがないようです。

私は営業をしていたので、ノルマを消化できる人に予約をしてあげればよかった…と後悔しています。


私が医薬品の営業(MR)だったとき、ある厚生連(農協)関係の病院を受け持っていました。

その病院にブラダロンという薬を納入していたのですが…。

卸さんが「1000錠が置いてある。」と言われます。

それはあり得ない話でして…。というのも、その病院には100錠を納入していましたから。


バッタ屋という商売があります。

医療機関から安く薬を買って、他の医療機関に売る…という商売です。

つまり、Aという医療機関が薬を大量に購入することで単価を安く叩き、バッタ屋に高く売るわけです。それをBという医療機関に売る…。

A・バッタ屋・Bは儲かるのですが…。やられた営業はタマッタもんではなく…。

いくら営業をしてもバッタ屋から買われたら自分の実績になりませんから。


私はロット番号を調べ日本○薬本社に報告しました。

答は「そのブラダロンは大阪で買われたもの。」という答えは来ましたが…。

その対策については何もナシ。

「会社としては損はしていないから。」だそうです。

私は白けるとともに、会社に対する愛社心っていうんですか? スーッと覚めた感がありましたね。

他社さんに聞いたら「その場合は、会社で営業実績を調整して付け替えてくれる。」という話でしたから。


そんなこともあり、私は営業さん自身が頑張っていることに応えたい…と思っています。

同じ会社の売上になるにしても、ノルマ消化に必死な営業さんを大事にしたいのです。

日本○薬という営業を軽視してきたた会社にいたからこそ…なのですが。