2014年の4月は薬価改定の時期なんだそうです。

医療用医薬品には公的価格があり、それが薬価と呼ばれるものであり、その時の政策が反映されてきました。

通常、薬価は引き下げられるものであり、その分、医薬品メーカーにとっては「自動的に売上が下がる」ことを意味します。

私のいた日本〇薬でも、薬価が下がる訳ですが…。

ノルマは下がりませんでした。

つまりは、薬価が下がる⇒実質的にノルマが上がる…と同じ意味だったんですね。


同じ薬を販売する会社があったとすると、薬価が下がるたびに売り上げが下がっていくわけで…。

となると、それを補填するには、新しい製品を出さざるを得ない。

ところが、新薬を創製するには150~200億円かかります。

ここに医薬品メーカー存続が難しいことなのが分かりますね。


薬価改定ですが、今回は「市場拡大再算定品目」があるようです。

市場拡大再算定対象品目
1、年間150億円以上の販売がある。
2、薬価収載時の予想販売額と比べ実際の販売額の2倍以上となった製品であること。
3、その対象品目と競合している医薬品との間で公平な薬価改定を行うため、対象品の薬理作用類似薬も再算定される。

今回、ジャヌビア錠・グラクティブ錠が対象になったため、類似品に該当する、エクア錠・ネシーナ錠・トラゼンタ錠・テネリア錠・スイニー錠・オングリザ錠も再算定されます。

要は、DPP-4阻害薬の薬価が下がります。

私が飲まされているテネリアも少しは安くなる見込。