一方で、既設の労働保険事務組合にも締め付けが行われました。

いわゆる報奨金がカットされています。

私が所属している事務組合でも、一時は報奨金だけでコンピューターが買え、給与計算システムも構築できたそうです。

しかし、今は、報奨金が激減したとか。


H先生は事務組合の今後を占うのに、青色申告会の話を出される…ということは何回か書きました。

「青色申告会も青色申告が普及したという判断から、行政から補助金が出なくなった。」

つまり、労働保険事務組合も、労働保険事務の普及という役目を終えた…と判断されたら、行政から見放されるのではないか…と。


その一方で、H先生は労働保険事務組合は無くならないだろう…という見解も示されています。

いわゆる零細企業では、労働保険事務の軽減という観点から、事務組合の役割は重要であること。

また、特別加入という制度が事務組合のメリットである以上、事務組合が無くなることはないだろう…と。


ただ、これから「歳入庁の問題」や「社会保険徴収との一本化問題」で、事務組合の環境は大きく変わっていくでしょうね。

これだけは確実に言えることだと思います。