「N研究所のH」さん。「コメント御礼。36協定には1年間の上限もあり…。」に関するコメント、ありがとうございました。


W社=ブラック企業である…というレッテルを剥がすには、時間がかかるはずなんですよね。

あの過労自殺事件から5年。W社がやらなければならなかったのは、そのブラックさを打ち消すための施策であったはず。しかし、それが具体的に見えてこない。

「労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理できていなかったとの認識は、ありません。ただ、 彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです」

このツイッターは2012年2月21日ですから…。

過労死自殺から4年間。W氏は労務管理には問題がないと思っていた…と言わざるを得ません。

そこから、たった1年と数か月で、何を変えることができたのか疑問ですね。


「平成24年度月平均は38・1時間。これは、36協定で定めた上限45時間を下回っています」。

平均ということは、38.1を超えた従業員がいるということ。つまり、45時間を超えた従業員がいないかどうか、平均ではわからないです。

また、38.1×12=457.2時間。

時間外労働の「1年間の指針360時間」をはるかに超えておいて、ブラック企業ではない…と言われてもねえ…。


少なくとも、W氏は労務管理を知らないし、W氏には「労務管理関係のブレイン」はいないということだろう…と思います。

年360時間の上限は、36協定の基本ですから。

そんなW氏が、労務管理についての政策を出すこと自体、妙な話なんですよ。


ジミンに限らずですが…。

比例代表に擁立する立候補者に関しては、擁立する理由を開示すべきだと思います。

どのような政策を期待するのかも…。

参議院の6年で、長期的な活動を通して、何をやりたいかをはっきりと言えない人間を擁立するべきではないです。

「長期的視野に立って政策プランを実現すること。」

それが「良識の府」たる参議院議員の役目ではないでしょうか。

衆議院のカーボンコピーなら無駄。必要ないと思うのです。